コロナ感染を経たシャポバロフが優勝候補の一角ズベレフを倒してナダルとの準々決勝へ [オーストラリアン・オープン]

写真はデニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)が第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 7-6(5) 6-3で倒してベスト8に進出した。試合時間は2時間21分。

 グランドスラム大会でシャポバロフが4回戦を突破したのは、準決勝に進出した昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来で3度目となる。同ラウンドでの戦績は、3勝1敗となった。

 全豪に5年連続出場となる22歳のシャポバロフ2019年と21年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。第11シードで臨んだ昨年は2試合を勝ち上がったあと、同胞対決となった3回戦でフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に5-7 5-7 3-6で敗れていた。

 昨年末にオーストラリア入りした際に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定されたシャポバロフは、回復明けだったにもかかわらずシドニーでのATPカップで徐々に調子を取り戻しながらカナダの優勝に貢献していた。

 この結果でシャポバロフは、ズベレフとの対戦成績(レーバー・カップ含む)を3勝4敗とした。昨年は2月に世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で対決し、ズベレフが6-7(5) 6-3 7-6(4)で競り勝っていた。

 今大会でのシャポバロフは1回戦でラスロ・ジェレ(セルビア)を7-6(3) 6-4 3-6 7-6(3)で、2回戦でクォン・スンウ(韓国)を7-6(6) 6-7(3) 6-7(6) 7-5 6-2で、3回戦では第23シードのライリー・オペルカ(アメリカ)を7-6(4) 4-6 6-3 6-4で破って16強入りを決めていた。

 シャポバロフは次のラウンドで、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは4回戦で、アドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(14) 6-2 6-2で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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