荒川夏帆が初めてペアを組んだイノウエとのダブルスでITFツアー3勝目 [W15カンクン]

写真は女子ダブルスで優勝を飾った荒川夏帆(吉田記念テニス研修センター/右)とヒナ・イノウエ(アメリカ)(写真提供◎荒川夏帆:吉田記念テニス研修センター所属)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「ワールドテニスツアー・カンクン」(ITFワールドテニスツアーW15/メキシコ・カンクン/1月17~23日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)の女子ダブルス決勝で、荒川夏帆(吉田記念テニス研修センター)/ヒナ・イノウエ(アメリカ)がジュリー・ベルグラーブ/ジャド・ボルネ(ともにフランス)とのノーシード対決を6-4 7-5で制して優勝を飾った。

 イノウエと荒川は、今大会で初めてペアを組んでダブルスに出場。24歳の荒川がITFツアーでタイトルを獲得したのは、リュー理沙マリー(フリー)と組んで臨んだ昨年11月のモナスティル(W15/ハードコート)以来でキャリア3度目(いずれもダブルス)となる。

 荒川はシングルスにも参戦していたが、1回戦で第7シードのベルグラーブに3-6 0-6で敗れていた。

 今大会での荒川/イノウエは1回戦でパリス・コーリー/レキシントン・リード(ともにアメリカ)を7-6(2) 6-3で、準々決勝で第3シードのビアンカ・フェルナンデス(カナダ)/アナスタシア・シソエワ(ロシア)を6-3 6-3で、準決勝ではビアンカ・ベフロバ/カタリナ・クズモバ(ともにスロバキア)を7-5 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 4人が出場したシングルスの日本勢は相川真侑花(テニスユナイテッド)、細沼千紗(福井県スポーツ協会)、緒方葉台子(グラスコート佐賀テニスクラブ)がそれぞれ1勝を挙げたが、いずれも2回戦敗退に終わっていた。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

日本人選手の試合結果

女子シングルス2回戦

●21相川真侑花(日本/テニスユナイテッド)4-6 2-6 ○24ナタリア・シェドリスカ(ドイツ)[3]

●19細沼千紗(日本/福井県スポーツ協会)4-6 2-6 ○17ジュリー・ベルグラーブ(フランス)

●28緒方葉台子(日本/グラスコート佐賀テニスクラブ)5-7 4-6 ○25カタリナ・クズモバ(スロバキア)[6]

女子シングルス1回戦

○21相川真侑花(日本/テニスユナイテッド)6-1 6-1 ●22ガラ・アランヒオ(イタリア)[Q]

○19細沼千紗(日本/福井県スポーツ協会)6-3 6-1 ●20ベルサーチ・ガッティ(アメリカ)[Q]

○28緒方葉台子(日本/グラスコート佐賀テニスクラブ)7-6(5) 3-6 6-2 ●27パリス・コーリー(アメリカ)

●18荒川夏帆(日本/吉田記念テニス研修センター)3-6 0-6 ○17ジュリー・ベルグラーブ(フランス)

女子ダブルス決勝

○9荒川夏帆/ヒナ・イノウエ(吉田記念テニス研修センター/アメリカ)6-4 7-5 ●6ジュリー・ベルグラーブ/ジャド・ボルネ(フランス)

女子ダブルス準決勝

○9荒川夏帆/ヒナ・イノウエ(吉田記念テニス研修センター/アメリカ)7-5 6-3 ●14ビアンカ・ベフロバ/カタリナ・クズモバ(スロバキア)

女子ダブルス準々決勝

○9荒川夏帆/ヒナ・イノウエ(吉田記念テニス研修センター/アメリカ)6-3 6-3 ●12ビアンカ・フェルナンデス/アナスタシア・シソエワ(カナダ/ロシア)[3]

女子ダブルス1回戦

●5相川真侑花/緒方葉台子(テニスユナイテッド/グラスコート佐賀テニスクラブ)[4] 4-6 3-6 ○6ジュリー・ベルグラーブ/ジャド・ボルネ(フランス)

○9荒川夏帆/ヒナ・イノウエ(吉田記念テニス研修センター/アメリカ)7-6(2) 6-3 ●10パリス・コーリー/レキシントン・リード(アメリカ)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真提供◎荒川夏帆:吉田記念テニス研修センター所属

Pick up

Related

Ranking of articles