「瑛菜ちゃんのサービスと私のボレーのコンビがよかった」準決勝進出の青山/柴原 [オーストラリアン・オープン]

写真は女子ダブルス3回戦での青山修子(右)/柴原瑛菜(近藤乳業/橋本総業ホールディングス)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の女子ダブルス準々決勝で、第2シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)がペトラ・マルティッチ(クロアチア)/シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-1 6-4で下してベスト4に進出した。

柴原「この2人で初めての全豪ベスト4。さらに上を目指したい」

青山「最初は緊張していたけど、アグレッシブにできた。彼女のサービスと私のボレーのコンビネーションがよかったと思う」

青山「こういうスコアになると思っていなかった。チャンスを一本ものにできたのが、6ー1というスコアに繋がった。自分たちのサービスゲームでブレークポイントもあったけど、何とか凌いで強い気持ちで戦い続け、相手にもプレッシャーを掛けられたと思う。相手も第2セットはもう少ししぶとくやってきたことがスコアの違いに現れていると思います」

柴原「相手のサービスがいいので、ブレークしにくいと思いながら入った。最初から積極的に攻めていいリターンでいいプレーを出そうとしていたら、いい形でブレークできた。第2セットは相手がスマートなサービスを混ぜてきたのでリターンしにくくなったけど、こちらはしっかりキープできたのでよかった」

第2セット3-4でキープできて、そのあとにブレークできた。ターニングポイントとなったところでどんなことを話していたのか。

青山「デュースサイドはマルティッチ選手がIフォーメーションを嫌がっていると感じたので多めにやって、リターンミスも多くなった。大事なところで瑛菜ちゃんに動いてもらって、そこでうまくハマって勢いをつけられたのがよかったと思います。4-4でブレークは簡単じゃないと思っていたので、一本でも多く相手に打たせようとした。ストレートのリターンを入れるなどして相手の動きを抑えて、ワイドを多く使われていたのでそこだけ張って、いいリターンしようとした。相手にプレッシャーを掛けられた。最後は思い切ってストレートも使ったのでうまくいった」

リターンウィナーを決めた場面について。

柴原「青山さんのアドバイスで“真ん中のほうに動いてきているよ”と言ってくれて、一本真っすぐに打ってみたらと言ってくれた。真っすぐに決めて、打てて凄くよかった」

青山「タフなシチュエーションだったので、そこに入れるのが難しかったですけど、うまく打ってくれたなと思います。相手がうまくやってきて、前を取るのが難しかったけど、結構、真ん中に入ってくることも多かったのでバックならストレートに打ってもいいかなと思っていた」

青山選手は34歳で細かいステップ、俊敏性をキープできている秘訣は?

青山「自分はそこが生命線なので、冬はダッシュもたくさん取り入れて、それがいい刺激になって維持できていると思います。年齢は重ねてますが重くなったというのはなく、いい状態を維持できていると思います」

第1セット3-1リードで柴原さんのサービスを0-40からキープできたのが大きかった。デュース4回くらいあったけど、どうやって凌いだのか?

柴原「0-40にされたのは相手が私のサービスに合ってきた。そこで回転、スピードを変えたら簡単に打たれないようにできた。そこから相手の嫌がるパターンに持っていって2人でポイントを取りいく形に持っていけた。気付いてよかった」

画面越しだが、青山選手のボールが飛んでいないように見える。

青山「ストロークは相手の前衛を見ながら、しっかりラリーをしよう、エラーをしないように意識していたので、多少浅くなったのかなと思います。そこは相手を気にしないでもう少しいいボールを打てたら柴原さんを助けられると思うので、よくしていきたいです」

 青山/柴原は準決勝で、前哨戦のシドニーで敗れたアンナ・ダニリーナ(カザフスタン)/ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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