ナダルがメドベージェフに逆転勝利で男子単独トップの四大大会21勝目&『ダブルグランドスラム』の偉業を達成 [オーストラリアン・オープン]

写真は13年ぶりの栄冠に輝いたラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)との激闘を2-6 6-7(5) 6-4 6-4 7-5で制して13年ぶりの栄冠に輝いた。試合時間は5時間24分。

 ナダルがグランドスラム大会でチャンピオンになったのは2020月フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算21回目となり、男子の最多記録を分かち合っていたロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)を追い抜き単独トップに躍り出た。

 2度目の全豪制覇を果たしたことにより、ナダルは『ダブルグランドスラム(四大大会2回以上制覇)』の偉業を成し遂げた。

 全豪に9年連続17回目の出場となった35歳のナダルは、2009年にタイトルを獲得。第2シードだった昨年は、準々決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)に6-3 6-2 6-7(4) 4-6 5-7で敗れていた。今季開幕戦のひとつだったメルボルン(ATP250/ハードコート)で約5ヵ月ぶりの公式戦に臨んだナダルは、3試合で1セットも落とさず制してこの大会を迎えていた。

 この結果でナダルは、メドベージェフとの対戦成績を4勝1敗とした。グランドスラム大会では2019年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の決勝で対決し、ナダルが7-5 6-3 5-7 4-6 6-4で勝っていた。

 今大会でのナダルは1回戦でマルコス・ギロン(アメリカ)を6-1 6-4 6-2で、2回戦でヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-2 6-3 6-4で、3回戦で第28シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-2 3-6 6-1で、4回戦でアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(14) 6-2 6-2でで、準々決勝で第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-4 4-6 3-6 6-3で、準決勝では第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 6-2 3-6 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 昨年の決勝でジョコビッチに敗れたあと9月にUSオープン決勝でジョコビッチに6-4 6-4 6-4で勝ってグランドスラム初タイトルを獲得したメドベージェフは、年を跨いだグランドスラム2大会連続優勝にあと一歩届かなかった。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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