ナダルがベレッティーニを4セットで退け2つの大記録達成に王手 [オーストラリアン・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 6-2 3-6 6-3で下し、13年ぶりとなるチャンピオンの座まであと1勝と迫った。試合時間は2時間56分。

 全豪に9年連続17回目の出場となる35歳のナダルは、2009年にタイトルを獲得。第2シードだった昨年は、準々決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)に6-3 6-2 6-7(4) 4-6 5-7で敗れていた。今季開幕戦のひとつだったメルボルン(ATP250/ハードコート)で約5ヵ月ぶりの公式戦に臨んだナダルは、3試合で1セットも落とさず制して今大会を迎えている。

 四大大会の中で全豪だけ1度しか勝っていないナダルは、優勝すると「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業と男子の最多記録を分かち合っているロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)を追い抜く21回目のグランドスラム制覇を達成することになる。

 この結果でナダルは、ベレッティーニとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2019年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の準決勝で一度顔を合わせており、ナダルが7-6(6) 6-4 6-1で勝っていた。

 今大会でのナダルは1回戦でマルコス・ギロン(アメリカ)を6-1 6-4 6-2で、2回戦でヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-2 6-3 6-4で、3回戦で第28シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-2 3-6 6-1で、4回戦でアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(14) 6-2 6-2でで、準々決勝では第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-4 4-6 3-6 6-3で破って4強入りを決めていた。

 ナダルは決勝で、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles