『ローレウス世界スポーツ賞2022』のノミネート発表、日本からは車いすテニス国枝慎吾を含む3名が候補選手

※ローレウス提供


 世界40ヵ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウス(本部ロンドン、設立2000年)が主催する『ローレウス世界スポーツ賞2022』のうち7部門(※)のノミネートが、1300を超える世界中のスポーツジャーナリストの投票により決定した。これよりスポーツ界のレジェンドら71名で構成されるローレウス・スポーツ・アカデミーメンバーによる投票が行われ、その投票結果をもって受賞者を決定して今年4月に開催予定の『ローレウス世界スポーツ賞2022』で発表および表彰が行われる。

 日本からは世界の頂点に輝いたスケートボードの堀米雄斗と西矢椛がローレウス年間最優秀アクションスポーツ選手部門、車いすテニスの国枝慎吾がローレウス年間最優秀障害者選手部門にノミネートされた。また、スポーツを通し若者の生活を向上させたプログラムに贈られるスポーツ・フォー・グッド部門には、NPO法人モンキーマジックが選出されている。

 テニスではほかに、ローレウス年間最優秀男子選手部門の候補にノバク・ジョコビッチ(セルビア)、同最優秀女子選手部門の候補にアシュリー・バーティ(オーストラリア)、同最優秀障害者選手部門にディーダ・デ グロート(オランダ)、同最優秀成長選手賞部門にダニール・メドベージェフ(ロシア)とエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が選出されている。

 2021年の『ローレウス世界スポーツ賞』ではテニスから、年間最優秀男子選手賞をラファエル・ナダル(スペイン)、同最優秀女子選手賞を大坂なおみ(フリー)、同生涯功労賞をビリー ジーン・キング(アメリカ)が受賞した。

※7部門
ローレウス年間最優秀男子選手部門
ローレウス年間最優秀女子選手部門
ローレウス年間最優秀チーム部門
ローレウス年間最優秀成長部門
ローレウス年間最優秀復活選手部門
ローレウス年間最優秀アクションスポーツ選手部門
ローレウス年間最優秀障害者選手部門

国枝慎吾(くにえだ・しんご)◎日本選手団主将として挑んだ東京パラリンピックで自身キャリア4度目となる金メダル、シングルスでは2大会ぶり3度目の金メダルを獲得したことが評価され、2010年以来2度目となるローレウス最優秀障害者選手部門にノミネートされた。以下コメント。

「2010年以来、ふたたびローレウス賞にノミネートされたことを光栄に思い、興奮しています。昨年は、 東京オリンピック・パラリンピックを無事に開催することができ、世界中の人々にスポーツの力を伝えることができ、日本国民にとって特別な年でした。また、何百万人もの人々がテレビで観戦する中、母国でシングルス金メダルを獲得したことは、私にとって夢のような瞬間でした。私のプレーがきっかけで、もっと多くの人が車いすテニスを観戦することになればうれしいです。最後になりましたが、他のノミネート選手の皆さまもおめでとうございます。そして、ローレウスが世界の若者を支援する活動をされていることに、敬意を表します」

2022年ローレウス世界スポーツ賞|候補者

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