“フェダル”の復活なるか!? フェデラー&ナダルが2022年レーバー・カップでの共演を予定

写真はチェコ・プラハで開催された第1回レーバー・カップでダブルスをプレーしたロジャー・フェデラー(スイス/左)とラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 2017年に創設された『欧州選抜vs世界選抜』のチーム対抗戦「レーバー・カップ」の2022年大会が、イギリス・ロンドンのO2アリーナで9月23日から25日に開催されることが決まった。大会の発表によれば、今年はロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の共演が予定されている。

 数日前に自分の厳しいリハビリ状況を明かしたフェデラーは、レーバー・カップのウェブサイトを通して「今年の後半に大会に復帰するのを楽しみにしており、レーバー・カップは僕のプランの一環だ」と述べた。

「僕がこの大会を愛していることは皆が知る通りであり、僕は世界でもっとも素晴らしい都市のひとつであるロンドンのO2アリーナに戻ることにワクワクしている」

 ケガなどの問題がなくフェデラーとナダルの出場が実現すれば、欧州選抜の仲間としてふたりが共演するのは3度目となる。彼らはプラハでの第1回大会で、一緒にダブルスをプレーしていた。

 アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで行われた昨年の第4回大会にはフェデラーとナダルの双方がケガで出場できなかったが、フェデラーは会場に姿を現していた。

「ラファは素晴らしい人物であり、僕にとっても世界中の多くの人々にとってもインスピレーションを与えてくれる存在だ。彼は昨年のボストンでのレーバー・カップのあとにソーシャルメディアを通してメッセージを送ってきて、ロンドンで一緒にダブルスをプレーしようと提案してくれた。僕は間違いなく“フェダル(フェデラー&ナダル)”の復活に向けて燃えているよ!」とフェデラーは明かした。

 ナダルはレーバー・カップについて「ユニークな大会であり、そこで戦うのは凄く楽しかった」と話し、「僕はロジャーにロンドンで一緒にダブルスをプレーしようと提案し、彼はやる気満々だった。あとは我々の監督であるビヨンを説得する必要があるだけだ」と続けてフェデラーのコメントを裏付けた。

 これまで欧州選抜の監督はビヨン・ボルグ(スウェーデン)、世界選抜の監督はジョン・マッケンロー(アメリカ)が務めている。ボルグとマッケンローもまた、彼らの黄金時代に切っても切り離せないよきライバル同士だったレジェンドだ。

「ロジャーは僕のキャリアの中で大きな部分を占めるライバルであり、真の友人だ。彼と一緒に欧州選抜の一員となるというのは素晴らしいことであり、もしダブルスの相棒として一緒にコートに立つことができるのであれば、我々のキャリアのこの段階においてお互いにとって本当に特別な経験となるだろう」とナダルは語った。

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写真◎Getty Images

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