ズベレフがマナリノに圧勝、準決勝の相手はイーメル弟 [南フランス・オープン]

写真はオーストラリアン・オープンでのミカエル・イーメル(スウェーデン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/1月31日~2月6日/賞金総額49万3875ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第6シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に6-4 2-6 7-6(4)で競り勝ちベスト4に進出した。

 強力なサービスと繊細なタッチショットを織り交ぜて勝利をもぎ取ったブブリクは、「ロベルトとの対戦はいつだって厳しいものだ。彼は素晴らしいファイターだから、集中力を保っていいサービスを打たなければならないことはわかっていた。今日は素晴らしい試合がきたと思う」と試合後に話した。

 24歳のブブリクは準決勝で、予選勝者のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を7-5 6-2で破って勝ち上がった第5シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。

「僕たちはもう長いことお互いを知り合っている。僕らはお互いに第1セットでは硬くなっていたけど、僕は何とかセットを取る方法を見つけ出すことができた。第2セットでは、僕は自分のテニスをした。ふたたび準決勝に進出できて凄くうれしいよ」とクライノビッチは試合を振り返った。

 ナイトマッチでは第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と23歳のミカエル・イーメル(スウェーデン)がそれぞれ地元フランス勢を下し、勝ち上がった両者が準決勝で顔を合わせることになった。

 イーメルがリシャール・ガスケを7-5 6-7(6) 6-1で倒し、世界ランク3位のズベレフはこのところ好調だったアドリアン・マナリノ(フランス)をほぼ寄せ付けずに6-1 6-0で圧倒した。

 35歳のガスケは第2セットの終わりにレベルを上げてセットオールに持ち込んだが、最終セットでは同じリズムを保つことができなかった。

 この日のマナリノはミスが早く、今年初頭から見せてきたしぶとさを見せることができなかった。マッチポイントでマナリノのスマッシュがラインを割り、審判のコールがなかったためスベレフが抗議しようと動く中、マナリノ自身がアウトを認めて握手をしにネットに歩み寄るという奇妙な幕切れとなった。

「僕たちはこれまで幾度となく激しい試合をしてきたけど、彼にとって不運なことに今日はそうではなかったね。彼はオーストラリアン・オープンで非常にいいプレーしていたのに…。僕はオーストラリアン・オープンでまったくよくなかったけど、だんだんプレーがよくなってきていると感じているよ」とズベレフは試合後にコメントした。

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写真◎Getty Images

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