紆余曲折を経てジョコビッチが2022年シーズン初戦に勝利 [ドバイ選手権]

写真は今季初戦を勝利を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月21~26日/賞金総額294万9665ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-3で下して今季初戦を勝利を飾った。試合時間は1時間14分。

 ふたりは昨年6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の4回戦で一度マッチアップしており、ジョコビッチが2セットダウンと追い込まれながらも挽回した末に6-7(7) 6-7(2) 6-1 6-0 4-0となった時点でムゼッティがリタイアして決着がついていた。

 入国問題で最終的にビザが取り消されたためオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)の欠場を余儀なくされた世界ランク1位のジョコビッチは、これが今季の初戦だった。

 今大会に2年ぶり12回目の出場となる34歳のジョコビッチは、これまでに5度(2009~11年、13年、20年)タイトルを獲得。前回プレーした2020年は決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3 6-4で退け、5度目の栄冠に輝いた。

 ジョコビッチは2回戦で、カレン・ハチャノフ(ロシア)とアレックス・デミノー(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 同日にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)も初戦に臨み、予選勝者のクリストファー・オコネル(オーストラリア)に6-7(4) 6-3 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合ではフィリップ・クライノビッチ(セルビア)がワイルドカードを得て参戦したマレク・ジャジリ(チュニジア)を6-7(4) 6-2 6-4で、予選を勝ち上がってきた日本のダニエル太郎(エイブル)がダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 7-6(5)で、予選勝者のイリ・ベセリ(チェコ)はマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 7-6(3)で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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