ジョコビッチがハチャノフを退け準々決勝へ「これが僕の人生」 [ドバイ選手権]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月21~26日/賞金総額294万9665ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 7-6(2)で倒して8強入りを決めた。

 第1セットを問題なく取ったジョコビッチは第2セットも4-2とリードしたが、よりアグレッシブにプレーし始めたハチャノフがブレークバックに成功した。しかしもつれ込んだタイブレークではギアを上げたジョコビッチがふたたび主導権を握り、相手に2ポイントしか与えず試合を締めくくった。

「僕はワクワクし、モチベーションに満ちている。でも同時に、ストレスも感じている。特にブレークポイントに直面したときにはね」とジョコビッチは試合後に語った。

 入国問題で最終的にビザが取り消されたためオーストラリアン・オープン欠場を余儀なくされた世界ランク1位のジョコビッチは、3ヵ月以上もハイレベルの戦いから遠ざかっていた。

「大会で戦えず寂しかったよ。これが僕の人生なんだ。これ(ハイレベルで戦うこと)が、僕がここ20年間ずっとやってきたことだった。僕はテニスを愛している。僕は観ている人々のためにポジティブなエネルギーと思い出をもたらすのを楽しんでいるんだ」

 ジョコビッチは準々決勝で、イリ・ベセリ(チェコ)と対戦する。予選から勝ち上がってきた世界123位のベセリはこの日、前週のドーハでタイトルを獲得した第8シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 6-4で破る番狂わせに成功した。

 第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は苦戦を強いられたがクォン・スンウ(韓国)に4-6 6-0 6-3で逆転勝ちし、第4シードのヤニク・シナー(イタリア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を7-5 6-2で退けた。

 そのほかの試合では第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、予選勝者のリカルダス・ベランキス(リトアニア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではルブレフがマクドナルドと、シナーがフルカチュと、シャポバロフはベランキスと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles