5つのチャンピオンシップポイントを凌いだフェルナンデスがオソリオを倒して2連覇を達成 [WTAモンテレイ]
WTAツアー公式戦の「GNP保険オープン」(WTA250/メキシコ・ヌエボ レオン州モンテレイ/2月日28~3月6日/賞金総額23万9477ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)が接戦の末に第5シードのカミラ・オソリオ(コロンビア)を6-7(5) 6-4 7-6(3)で倒してタイトル防衛に成功した。
19歳のフェルナンデスがWTAツアーで決勝に進出したのは4度目だったが、戦績は2勝2敗となった。
競り合いとなった第1セットを取ったオソリオは第2セットを落としたが、第3セットで4-1とリードして勝利に近づいていた。オソリオはブレークバックを許して追いつかれたが、5-4からのフェルナンデスのサービスゲームでチャンピオンシップポイントを握った。フェルナンデスはそこを凌いでキープしたが、5-6からさらに4つのピンチを乗り越えなければならなかった。
オソリオが5度目のチャンスを掴んだポイントの途中でスタジアムの照明にトラブルが発生し、試合が15分ほど中断されるハプニングが起きた。フェルナンデスは再開後に3ポイントを連取してタイブレークに持ち込むと、最初のチャンピオンシップポイントをものにして2時間52分の試合を締めくくった。
「今日は肉体的なことやテニス面だけでなく、メンタル的にも本当に厳しい試合だったわ。カミラは単に厳しい相手というだけでなく、非常に狡猾かつ技巧的な選手で、スライスやハイボールなど様々なショットを織り交ぜてきて本当に予想がつかないの」とフェルナンデスは試合を振り返った。
「厳しい瞬間を切り抜けることができて、本当にうれしいわ。私は戦い抜き、解決策を見つけ出した。そしてカミラ、私たちが今後もこんなふうな決勝をたくさん戦えるよう願っているわ。彼女なしにはこの大会、この決勝がこれほどまでに特別なものにはならなかったと思うから」
同世代のふたりはジュニア時代からのよきライバル同士だったが、プロの大会で顔を合わせたのはこれが初めてだった。オソリオは2018年と19年の全仏ジュニアでストレート負けを喫したが、2018年全米ジュニアでは3-6 6-3 6-2で勝っていた。
今大会でのフェルナンデスは1回戦でアンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)を6-2 6-2で、2回戦でジェン・チンウェン(中国)を6-1 4-6 7-6(3)で、準々決勝でワン・チャン(中国)を7-6(4) 6-4で、準決勝ではベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-1 6-4で破って決勝進出を決めていた。
世界ランク自己最高の44位で今大会を迎えていた20歳のオソリオは、敗れはしたがこの活躍により週明けに更新されるWTAランキングで初のトップ40入りとなる35位に浮上することが確実となった。
これに先立ち行われたダブルス決勝ではキャサリン・ハリソン/サブリナ・サンタマリア(ともにアメリカ)がハン・シンユン(中国)/ヤナ・シジコワ(ロシア)とのノーシード対決を1-6 7-5 [10-6]で制し、ともにツアー初優勝を飾った。
2X CHAMP ? VAMOS! The energy was unreal. ? Monterrey and Mexico…you have a special place in my heart ?? pic.twitter.com/zZWg2dnSYh
— leylahfernandez (@leylahfernandez) March 7, 2022
写真◎Getty Images
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