メドベージェフが世界ナンバーワンとしての初戦に勝利、ナダルは第3セット2-5からの逆転劇で3回戦へ [ATPインディアンウェルズ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が予選勝者のトマーシュ・マチャク(チェコ)を6-3 6-2で退けベスト32に進出した。試合時間は1時間11分。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が世界ナンバーワンとしての初戦だった。

「スコアだけ見るとすんなりいったかのように見えるかもしれないけど、各ポイントやゲームに目を向けると見た目ほど簡単ではなかった。だからうまくやってのけ、より一貫性のあるプレーヤーでいられたことに満足しているよ」とメドベージェフは試合後にコメントした。

「第1セットを見てみれば、かなり拮抗していた。彼は数本のミスを犯し、恐らく重要な瞬間にいくつかの判断ミスをした。ときにテニスとはそういうものだ」

 オープニングゲームで相手にブレークポイントを握られたものの、そこを切り抜けてからは問題なくサービスゲームをキープしたメドベージェフは「今日の僕はかなり安定性があった」と振り返り、ミスの少ない堅固なパフォーマンスができたことを喜んだ。

 今大会に2年連続5度目の出場となる26歳のメドベージェフは、秋に開催された昨年の大会でのベスト16がこれまでの最高成績。そのときはセットを落とさず2試合を勝ち上がったあと、4回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に6-4 4-6 3-6で敗れていた。

 メドベージェフは次のラウンドで、フィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第26シードのガエル・モンフィス(フランス)と対戦する。

 この日はメドベージェフ以外にも4人のトップ10選手がプレーし、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第10シードのヤニク・シナー(イタリア)が揃って3回戦に駒を進めた。

 ナダルは第3セット2-5と追い込まれながら巻き返し、最終的にセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-2 1-6 7-6(3)で倒して今季の連勝を「16」に伸ばした。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、第17シードのライリー・オペルカ(アメリカ)、第18シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)、第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第27シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニック・キリオス(オーストラリア)が2回戦を突破した。

 ブルックスビーが第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-0 6-3で、ボンジが第21シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-3 6-4で、キリオスは第32シードのフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-2 6-2で下してそれぞれシードダウンを演じた。

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写真◎Getty Images

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