モンフィスが3回戦で殊勲の勝利、敗れたメドベージェフは世界1位の座から陥落することが決定 [ATPインディアンウェルズ]

写真は世界ナンバーワンに対してキャリア2度目の勝利を挙げたガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第26シードのガエル・モンフィス(フランス)が第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を4-6 6-3 6-1で倒す大仕事をやってのけた。

 パフォーマンスにアップダウンはあるが乗っているときの才能溢れるプレーと身体能力で高い評価を誇るモンフィスは、特に試合後半に目覚ましいショットを次々と繰り出し、世界ランク1位になったばかりのメドベージェフを圧倒した。

「僕は今日、素晴らしいテニスをプレーしたと思う。僕は体調がよく、簡単にはやられないことは自覚していた。世界1位の選手を倒すというのは、常に特別なことだ」とモンフィスはコメントした。2009年のドーハで当時世界1位だったラファエル・ナダル(スペイン)に勝ったことがある彼にとって、これはキャリア2度目の世界ナンバーワンに対する勝利だった。

「僕の動きはよかった。いい感じでボールを打てており、僕は自信に満ちている。だからこのいい勢いをキープしたいね」とモンフィスは振り返った。

「今日は相手にリズムを与えないためにショットのスピードを変え、彼を大いに走らせた。フォアハンドの調子もよかったし、気分はいいよ。いい年のスタートを切って力強い感触を得ているし、よく動けている。今の僕はゾーンに入っており、誰にとっても難しい対戦相手だよ」

 モンフィスは次のラウンドで、若きホープで現在急上昇中のカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。第19シードのアルカラスは第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)との同胞対決を6-2 6-0で制して16強入りを決めた。

「厳しい戦いになるだろうね。彼(アルカラス)は今、絶好調だ。だからゲームプランを練らなきゃならない」とモンフィスは次戦を見据えた。

 一方のメドベージェフはこの敗戦で大会後に更新されるATPランキングで2位に落ち、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が1位に返り咲くことが確定した。

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写真◎Getty Images

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