メドベージェフが3回戦で敗れ、ジョコビッチの世界1位返り咲きが確定 [ATPインディアンウェルズ]

写真は3回戦で敗れて世界ランク1位から陥落することが決まったダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第26シードのガエル・モンフィス(フランス)に4-6 6-3 1-6で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は2時間6分。

 2009年1月にドーハ(ATP250/ハードコート)の準決勝で当時世界ランク1位だったラファエル・ナダル(スペイン)に勝ったことがあるモンフィスは、世界ナンバーワンに対してキャリア2度目の勝利を飾った。

 敗れたメドベージェフは大会後に更新されるATPランキングで2位に落ちることになり、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が1位に返り咲くことが確定した。

 殊勲の勝利を挙げたモンフィスは次のラウンドで、第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)との同胞対決を6-2 6-0で制して勝ち上がった第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

 この日はメドベージェフ以外にも4人のトップ10選手がプレーして第4シードのナダルと第10シードのヤニク・シナー(イタリア)が4回戦に駒を進めたが、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は敗れた。

 ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)がチチパスを1-6 6-3 6-2で倒し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニック・キリオス(オーストラリア)はルードを6-4 6-4で下してそれぞれシードダウンを演じた。

 第27シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を7-5 6-3で破ったナダルはキャリア最長となるシーズン開幕からの連勝を「17」に伸ばすとともに、記念すべきATPマスターズ1000の大会におけるマッチ400勝目をマークした。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)が第18シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を3-6 6-3 6-1で退け、第17シードのライリー・オペルカ(アメリカ)は第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-7(4) 6-4 6-4で競り勝ちそれぞれ16強入りを決めた。

 4回戦ではナダルがオペルカと、シナーがキリオスと、ノリーはブルックスビーと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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