大坂なおみが4連敗中だったベンチッチを倒して2021年オーストラリアン・オープン以来の決勝進出 [マイアミ・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月3日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、世界ランク77位(3月21日付)の大坂なおみ(フリー)が第22シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を4-6 6-3 6-4で下して今季初優勝に王手をかけた。試合時間は2時間6分。

 ツアー大会で大坂が決勝に進出したのは、昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来でキャリア11回目となる。

 マイアミに2年連続6度目の出場となる24歳の大坂は、昨年のベスト8がこれまでの最高成績だった。そのときは不戦勝を含め3試合を勝ち上がったあと、準々決勝でマリア・サカーリ(ギリシャ)に0-6 4-6で敗れていた。

 この結果で大坂は、ベンチッチとの対戦成績を2勝4敗とした。ハードコートでは2019年3月のインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー)4回戦と同年9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク)4回戦で顔を合わせ、いずれもベンチッチがタイトル防衛を目指していた大坂をストレートセットで倒していた。

 今大会での大坂は1回戦でアストラ・シャルマ(オーストラリア)を6-3 6-4で、2回戦で第13シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-2 6-3で退け、3回戦はカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が左腹部のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がり、4回戦でアリソン・リスク(アメリカ)を6-3 6-4で、準々決勝では第9シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-2 6-1で破って初の4強入りを決めていた。

 2021年シーズンの大坂は東京オリンピックを含む9大会(18勝6敗)の参戦に留まり、今季はここまで3大会でプレーして6勝2敗の戦績で今大会を迎えている。

 大坂は決勝で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第16シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ) の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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