シフィオンテクがキャリア最長の連勝記録を「16」に伸ばし、大坂なおみが待つ決勝へ [マイアミ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月3日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第16シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-2 7-5で下して3大会連続優勝に王手をかけた。

 2月末のドーハと前週のインディアンウェルズでタイトルを獲得したシフィオンテクは、キャリア最長の連勝記録を「16」に伸ばした。

 週明けに新しく世界ランク1位に浮上することを既に決めて現在破竹の勢いで突き進んでいるシフィオンテクは、今季のWTA1000大会でまだ一度も敗れていない。その力はこの日も揺るがなかったが、特に第2セットでは激しい戦いを強いられた。

 一時2-4とリードされながら挽回したシフィオンテクは5-4からのふたつのマッチポイントを決めきれず5-5と追いつかれたが、ひるむことなく次のゲームをラブゲームでブレークし、続くサービスゲーで迎えた3度目のマッチポイントをものにして1時間48分の戦いに終止符を打った。

 ナイターのかなり遅い時間に終わった試合のあと、「彼女(ペグラ)は非常に低いボールを打つ。それが彼女のスタイルなの。だから私は膝を曲げ、体勢を低く保たなければならなかったわ。試合は進んでいくにつれ、どんどん激しくなっていった」とシフィオンテクは振り返った。

「真夜中ではあるけど、ちょっとリラックスするための時間を取りたい気分だわ。本当に激しい試合で、私はすべてを出し尽くさなければならなかったから」

 2019年のワシントンDCで敗れていたペグラに雪辱して対戦成績を1勝1敗としたシフィオンテクは、インディアンウェルズとマイアミを続けて制する『サンシャイン・ダブル』の偉業にあと1勝と迫った。

 シフィオンテクは決勝で、第22シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を4-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった日本の大坂なおみ(フリー)と対戦する。

 決勝について尋ねられたシフィオンテクは「もちろん、決勝に向けてわくわくしているわ」と答えたあと、「でもその一方でもっとも重要な仕事は、それを他の試合と同じように行うということなの。私は自分のルーティンを変えたくないし、取り組む姿勢も変えたくはない。何故なら、ここまでそれはかなりうまく機能しているから。私は決勝を他の試合と同じように扱うつもりよ」と話した。

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写真◎Getty Images

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