決勝での強さを発揮したシフィオンテクが史上4人目となる『サンシャイン・ダブル』を最年少で達成、文句なしの新世界ナンバーワン誕生劇 [マイアミ・オープン]

写真は史上4人目となる『サンシャイン・ダブル』を最年少で達成したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月3日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が日本の大坂なおみ(フリー)を6-4 6-0で下してチャンピオンに輝いた。試合時間は1時間19分。

 2月末のドーハと前週のインディアンウェルズ(ともにWTA1000/ハードコート)を制した20歳のシフィオンテクはキャリア最長の連勝記録を「17」に伸ばし、同種目では史上4人目となる『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を最年少で達成した。

 シーズン最初から3つのWTA1000大会を連続で制したのは、シフィオンテクが初めてとなる。キャリア初のツアー決勝で敗れたあと同ラウンドで6連勝を飾ったシフィオンテクはその間に1セットで4ゲーム以上取られたことがなく、決勝の舞台で驚異的な強さを見せている。

 この結果でシフィオンテクは、大坂との対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2019年8月にトロント(WTAプレミア5/ハードコート)で一度顔を合わせ、大坂が7-6(4) 6-4で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは初戦となった2回戦でビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を6-2 6-0で、3回戦でマディソン・ブレングル(アメリカ)を6-0 6-3で、4回戦で第14シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を6-3 6-1で、準々決勝で第28シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-3 6-3で、準決勝では第16シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-2 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 2021年シーズンの大坂は東京オリンピックを含む9大会(18勝6敗)の参戦に留まり、今季はここまで3大会でプレーして6勝2敗の戦績で今大会を迎えていた。

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写真◎Getty Images

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