車いすテニスの齋田悟司、眞田卓がゴーセンとガット使用契約を締結

車いすテニスプレーヤーの眞田卓(左)と齋田悟司


 株式会社ゴーセンは、4月1日付で車いすテニスプレーヤーの齋田悟司(シグマクシス)とガット、ウェアの使用契約を、同じく車いすテニスプレーヤーの眞田卓(凸版印刷)とガットの使用契約をそれぞれ締結した。

 齋田は、病気のため12歳で左足を切断。三重県で開かれた講習会に参加したことをきっかけに14歳で車いすテニスを始め、1996年のアトランタでパラリンピック初出場を果たした。以降、2002年にはジャパンオープン優勝、2003年には日本人選手として初めて国際テニス連盟(ITF)が選出する『世界車いすテニスプレーヤー賞』を受賞した。

 また、2004年のアテネ・パラリンピックで国枝慎吾(ユニクロ)とペアを組み、ダブルスで金メダル、2008年北京パラリンピックではダブルスで銅メダルを獲得。6大会連続出場となった2016年リオデジャネイロ・パラリンピックでは銅メダルを獲得するなど、数々の輝かしい戦績を残すとともに、日本の車いすテニス界をけん引してきたパイオニアの一人。

 一方、眞田は19歳で事故に遭い右足を切断。中学生時代にソフトテニスの経験があったことから、受傷後すぐに車いすテニスを始めた。数年は趣味として車いすテニスに親しんでいたが、2011年に本格的に競技として取り組み始め、2012年のロンドンでパラリンピック初出場。2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックでは、三木拓也(TOYOTA)と組んだダブルスで準決勝に進出し、また2018年車いすテニス世界国別選手権では、シングルス、ダブルスともに全勝して、日本の優勝に貢献した。

 同じく2018年に眞田は三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズで優勝、同大会で4連覇を達成。国枝とともに出場した2020年東京パラリンピックでは、ダブルスで4位入賞するなど、日本を代表する車いすテニスプレーヤーの一人。  

 ゴーセンは、テニスガットメーカーとして培った技術と経験をもとに齋田と眞田の活動を支援するとともに、両選手からのフィードバックを今後の製品開発に活かしていく。

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