モルチャンが連日のシード撃破、ゴファンも準決勝へ [ハッサン2世グランプリ]

写真はオーストラリアン・オープンでのアレックス・モルチャン(スロバキア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月4~10日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子ダブルス準々決勝で、アレックス・モルチャン(スロバキア)が第6シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を4-6 6-3 6-4で下してベスト4進出を決めた。

 世界ランク65位で24歳のモルチャンは、2回戦でも第1シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を倒す番狂わせに成功していた。

「ボティックは本当に優秀なプレーヤーだから、非常に厳しい戦いになることはわかっていた。彼は素晴らしいサービスを打ち、スピード溢れるプレーをしていた。第2セットでの僕は集中し続け、すべてのポイントで奮闘し、言うまでもなく勝とうとしていた」とモルチャンは試合を振り返った。

 これ以前にモルチャンがツアーで4強入りしたのは予選を突破して本戦入りした昨年5月のベオグラードで、そのときは最終的に決勝で地元の大スターであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた。彼は今大会を自己最高位で迎えているが、この活躍で週明けには50位台に浮上することが確実となった。

 モルチャンは次のラウンドで、20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第8シードのラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)とダビド・ゴファン(ベルギー)の顔合わせとなった。コリアがリシャール・ガスケ(フランス)に6-7(1) 6-1 6-4で競り勝ち、ゴファンはロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-7(6) 6-4 6-0で退けた。

 マイアミの初戦でも同じ相手に勝っていたゴファンにとって、これは優勝した2021年モンペリエ以来の準決勝進出となる。

 前の試合で同大会優勝歴3回のパブロ・アンドゥハル(スペイン)とフルセットを戦っていたゴファンは、「すでにいい週だけど、まだ終わってはいない。さらなる高みを狙うよ。今日の試合はまたもスペイン人選手に対する長い試合だったね」とコメントした。

「今日はアグレッシブさとラリーで相手にダメージを与える力がラケットに宿っているように感じたよ。それが僕が第2セットの出だしにやったことだ。それが僕に戦い続け、メンタル的に踏み留まる自信を与えてくれた。最後にいいサービスゲームで締めくくって第2セットを取ったとき、第3セットをいい形で始めるためのさらなる自信を得ることができた。それからはどんどんよくなっていったね」

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写真◎Getty Images

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