ゴファンが2021年2月以来のツアー6勝目、前回敗れたモルチャンに雪辱「大きな幸せ」 [ハッサン2世グランプリ]

写真はマイアミ・オープンでのダビド・ゴファン(ベルギー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月4~10日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ダビド・ゴファン(ベルギー)がアレックス・モルチャン(スロバキア)を3-6 6-3 6-3で倒して今季初優勝を飾った。

 両者は1月にメルボルンの2回戦で一度対決しており、その際にはモルチャンがストレートセットで勝っていた。ゴファンが決勝に進出したのは、ツアー5勝目を挙げた昨年2月のモンペリエ以来だった。

「本当に幸せだ。自分の1週間の歩みを誇りに思う。簡単ではなかった。多くの厳しい試合があった」とゴファンは感慨深げに語った。

「でも最後に、僕はキャリア6つ目のタイトルをここマラケシュで手にしていた。大きな幸せを感じているし、クレーコートシーズンに向けての大きな自信になるよ」

 試合開始から第2セットの出だしまで、試合の主導権を握っていたのはモルチャンのほうだった。第1セットを6-3で先取して第2セットでも先にブレークしたモルチャンだったが2-1からのゲームをキープすることができず、その僅かな揺らぎがゴファンに突破口を与えた。

「第1セットを落としたのはこの試合の前にも2度あったけど、僕は今週を通して落ち着きを保って状況を覆すことができていた。今日もそうだった。第1セットでの彼は僕よりもいいプレーをしていたけど、僕はそのあと時間を追うごとに調子を上げ、サービスもどんどんよくなって第2セットの途中にはよりアグレッシブになっていた」とゴファンは決勝についてコメントした。

「そのあとは僕がよりよいプレーをする側になり、第3セットでは更にいいプレーができた。だからブレークで試合を締めくくれたことには本当に満足しているよ。僕は自分のサービスで試合を終えたくなかった。ブレークで終えるほうがよかったんだ」

 敗れたとはいえ2回戦で第1シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を破るなど3人のシード選手をなぎ倒して決勝に進出したモルチャンは表彰式で「僕にとって素晴らしい週だった。僕は多くの試合に勝ち、本当に楽しんだ」と特別な1週間を振り返り、観客たちにお礼を言った。

「応援には心から感謝している。皆さんは今週、僕が多くの試合に勝つ手助けをしてくれた。来年もここに戻ってきたい。そしてそこで皆さんがまた、僕の応援をしてくれるよう願っている」

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写真◎Getty Images

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