内藤祐希が今大会2勝目で日本がニュージーランド戦で先勝 [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は試合前のフォットセッションでの内藤祐希(亀田製菓/左)とバレンティナ・イワノフ(ニュージーランド)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の第3戦「日本対ニュージーランド」の第1試合で、日本の内藤祐希(亀田製菓:単229位)がニュージーランドのバレンティナ・イワノフ(単1342位)を6-2 6-1で下して日本が先勝した。試合時間は1時間8分。

 両者は今回が初対戦。2度目の日本代表選出となった21歳の内藤はこれが4度目のシングルス出場だったが、戦績は2勝2敗となった。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、プレーオフに進めなかった場合はこれが最後の指揮となる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第3戦|日本(2勝0敗)1-0 ニュージーランド(0勝2敗)

第1試合 ○内藤祐希(亀田製菓:単229位)6-2 6-1 ●バレンティナ・イワノフ(単1342位)
第2試合 内島萌夏(フリー:単208位)vs ペイジュ・ハウリガン(単462位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)vs ペイジュ・ハウリガン(複344位)/エリン・ロウトリフ(複35位)

※オーダーは変更の可能性あり

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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