19歳になったばかりのルーネがツアー初優勝に王手「非現実的な感覚」 [BMWオープン]
ATPツアー公式戦の「BMWオープン」(ATP250/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月25日~5月1日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、19歳になったばかりのオルガ・ルーネ(デンマーク)が地元選手のオスカー・オッテ(ドイツ)を6-4 6-4で下してツアー初優勝に王手をかけた。
今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したルーネは今週まで、2022年シーズンにツアーレベルのシングルスで2試合続けて勝ったことさえなかった。しかし彼はここで世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒すなど4連勝し、既に対トップ10初勝利も経験した。ATP(男子プロテニス協会)によれば、彼は同大会でオープン化以降3番目に若いファイナリストとなった。
「かなり非現実的な感覚だよ。この大会にやってきたとき、こんなことを期待してはいなかったからね。僕はとにかく1試合1試合に取り組んだだけだよ。2回戦でズベレフに当たるという厳しいドローだったけど、いずれにせよ厳しい戦いになるとわかっていたから最初から準備はできていたんだ。決勝に進出することができて、超幸せだよ」とルーネは試合後にコメントした。
オッテは出だしで一時4-1とリードしていたが、ルーネがそこから5ゲームを連取して第1セットをもぎ取った。第2セットも競り合いとなったが、ルーネは5-4から勝負を決めるブレークに成功した。
「僕のプレーは試合が進むごとによくなってきているし、毎日上達している。重要なのはそのことなんだ。僕は最終的に世界1位になるという目標を持っているけど、どこかでスタートしなければならない。僕はこのミュンヘンで、ここにいることができてうれしいよ」とルーネは手応えを口にした。
「僕はこの大会で2度、もう少しでセットを落とす場面があった。今日も第1セット1-4だったし、1回戦でも一時2-5だった。僕はとにかく踏ん張って落ち着きを保とうとし、それがそういった苦境から這い上がるための助けになった。僕は常に集中していたから、それもよかった点だと思う」
ルーネは決勝で、第7シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を2-6 7-6(4) 6-4で破って勝ち上がった第8シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と対戦する。両者は先月にインディアンウェルズの3回戦で初対決してキツマノビッチが勝っていたが、対戦成績は1勝1敗のタイとなった。
2時間52分を費やして非常にいいプレーをしていた相手を退けたあと、ファン デ ザンツフープは「かなり疲れている」と本音を漏らした。
「(雨のせいで)コートは非常に重かったし、厳しいコンディションでの長い試合だった。だから勝てて本当にうれしいよ」
写真◎Getty Images
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