前年準優勝のノリーが初戦を突破、準々決勝の相手バエスを警戒 [リヨン・オープン]

写真はBNLイタリア国際でのキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月15~21日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-4 6-4で下してベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ノリーはこの試合が初戦だった。ノリーは昨年の同大会で決勝に進出し、ステファノス・チチパス(ギリシャ)に敗れはしたが準優勝を飾っていた。

「ここリヨンは素晴らしい所だ。ここではいつもいい気分になれる。観に来てくれる人々はとても情熱的だ」とノリーは試合後にコメントした。

「いい感覚で打てていたし、試合の大部分でプレーを楽しんだ。フランシスコはフォアハンドがとてもよくてトリッキーな選手だから、気を付けなければならなかった。第2セットで先にリードしたときに少しナーバスになって追いつかれたけど、もう一度ブレークできた。最後のほうは彼にミスが出だけど、有難く受け取って先に進んだよ」

 ノリーは次のラウンドで、オスカー・オッテ(ドイツ)を5-7 6-4 6-2で破って勝ち上がった第7シードの第7シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)と対戦する。

「バエスは素晴らしい年を送っている。何年も前にアルゼンチンでプレシーズンの準備をしたときに彼のプレーを観て彼のテニスが好きだったから、彼が頭角を現すのを目にするのは素敵なことだ」とノリーはバエスについて話した。

「今季の彼は既にエストリルでクレーコートのタイトルを獲っているし、今の彼は自分のテニスを楽しんでいる。先日彼と一緒に練習したんだけど、彼はフォアバックの両サイドから強烈なボールを打っていたよ。だから本当に厳しい試合になるだろうね」

 同日には2回戦があと2試合行われ、第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)がユーゴ・アンベール(フランス)に1-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)の綿貫陽介(フリー)はクォン・スンウ(韓国)を6-3 6-4で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

 そのほかの試合ではフェデリコ・コリア(アルゼンチン)がダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 3-6 6-3で倒し、予選を勝ち上がってきた世界ランク158位のマニュエル・ギナール(フランス)は同68位のユーゴ・ガストン(フランス)との同胞対決を6-4 6-7(5) 6-2で制す小さな場狂わせを演じてそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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