ユバンがプリスコバを倒して2度目の対トップ10勝利、ケルバーはドダンの途中棄権で決勝進出 [ストラスブール国際]

写真は2021年フレンチ・オープンでのカーヤ・ユバン(スロベニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ストラスブール国際」(WTA250/フランス・ストラスブール/5月15~21日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、カーヤ・ユバン(スロベニア)が第1シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-2 7-5で倒す金星を挙げた。

 これは21歳のユバンにとって、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に勝った今年1月のアデレードに続く2度目の対トップ10勝利となる。

「この1年を通し、私はもう少しでこのような選手たちを倒せると感じていたわ。私は『思い切っていくのよ。アグレッシブにいけばきっとできる。いつだってもう少しなんだから』と自分に言い聞かせたの。しっかり準備し、アグレッシブにプレーし続けることができたと思う。待っているだけではなく、ポイントを取りにいこうとしていた。それが最後にはうまく機能したわ」とユバンは試合後に明かした。

「私は自分が本当に速く、強いと感じていた。だから第3セットにもつれ込むか、長い試合になるかについては心配してはいなかったわ。私はとにかくリラックスし、自分のプランを遂行しようとしていたの。何が起ころうと、それだけの価値があると思ったから」

 ユバンは最終ラウンドで、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーは7-6(2) 1-0とリードした時点でオセアン・ドダン(フランス)が棄権したため、クレーコートでは優勝した2016年シュツットガルト以来の決勝進出を決めた。

 地元フランスのドダンは棄権の理由について、「問題は腹筋の違和感だった。第1セットを落としたあと、挽回するにはさらに1時間半は必要だとわかっていたから無理して問題を悪化させたくなかった。フレンチ・オープンがあるから大事を取ったの。深刻なケガではなかったけど、無理することで悪くなることを懸念した。ロラン・ギャロスがなかったら、もう少し無理してやっていたでしょうね」と説明した。

「この大会での自分のプレーには満足している。多くのポジティブなことがあり、自信がついた。ロラン・ギャロスが待ちきれないわ」

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写真◎Getty Images

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