ケルバーが約11ヵ月ぶりの優勝、今季の女子ツアー決勝最長試合でユバンに勝利 [ストラスブール国際]
WTAツアー公式戦の「ストラスブール国際」(WTA250/フランス・ストラスブール/5月15~21日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がカーヤ・ユバン(スロベニア)との大接戦を7-6(5) 6-7(0) 7-6(5)で制してチャンピオンに輝いた。試合時間は3時間16分で、今季の女子ツアー決勝としては最長記録となる。
34歳のケルバーがツアー大会でタイトルを獲得したのは、昨年6月のバート ホンブルク(WTA250/グラスコート)以来で通算14回目(準優勝18回)となる。今シーズンのケルバーは5度の初戦敗退を含め、2勝8敗の戦績で今大会を迎えていた。
この結果でケルバーは、ユバンとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2020年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の1回戦で一度顔を合わせており、ユバンが6-3 6-3で勝っていた。
今大会でのケルバーは1回戦でディアン・パリー(フランス)を6-3 6-4で、2回戦で予選勝者のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を6-2 3-6 6-4で、準々決勝で第8シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-2 4-6 6-4で破り、準決勝はオセアン・ドダン(フランス)が第2セット途中で棄権したため決勝進出を決めていた。
21歳のユバンは前日に第1シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を倒してキャリア2度目の対トップ10勝利をマークし、シングルスでは初めてWTAツアー決勝の舞台にたどり着いていた。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、ニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/ダリア・サビル(オーストラリア)が第1シードのルーシー・ラデッカ(チェコ)/サーニャ・ミルザ(インド)に5-7 7-5 [10-6]で競り勝ち優勝を飾った。
写真◎Getty Images
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