無慈悲なシフィオンテクがリスクを粉砕し、30連勝目をマーク [フレンチ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が圧倒的強さを見せ、アリソン・リスク(アメリカ)を6-0 6-2で退けた。

 2月末のドーハから5大会連続優勝中のシフィオンテクは、キャリア最長の連勝記録を「30」に伸ばした。

 リスクは3月のインディアンウェルズで0-6 0-3から挽回してガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に逆転勝ちしたことで知られるが、世界ランク1位のシフィオンテクはそのような反撃をもくろむ隙を与えずわずか61分で試合を終わらせた。リスクは第2セット2-5からの最終ゲームでマッチポイントを一度凌いだが、抵抗はそこまでだった。

「とても堅固なプレーをし、他の大会でやってのけたことを継続することができてうれしいわ。変わらずそこに踏みとどまり、高い集中力レベルを保てたことに満足している。連勝記録に関しては、そのうちどこかで負ける心の準備はできている」とシフィオンテクは試合後の記者会見で語った。

「私はそろそろ試合を落としてもおかしくない域に至った。それはごく普通のことよ。私は長いこと、多くの試合を落としてきたのだから。もちろん、いま私たちがやっていることはかなり並外れているけど、テニスの世界では最後に勝つのはひとりだけ。私はそれで構わないわ。もちろん負けるのは楽しいことじゃないけど、私がこれまでのキャリアで経験してきた他のどんな黒星とも違いはしないと思う」

 いつかやってくる黒星が、フレンチ・オープン後にくるほうがいいと彼女は思っていることだろう。

 シフィオンテクは次のラウンドで、アンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)を6-3 7-5で破って勝ち上がったダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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