19歳フェルナンデスが接戦の末に初のベスト16進出、ベンチッチとの元全仏ジュニア優勝者対決を制す [フレンチ・オープン]

写真はレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第17シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)が第14シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に7-5 3-6 7-5で競り勝ちベスト16進出を決めた。試合時間は2時間49分。

 ふたりはともに元ジュニア世界ナンバーワンで、ともに同大会のジュニアの部でチャンピオン(ベンチッチ:2013年、フェルナンデス:2019年)に輝いた実績を持っている。序盤に番狂わせが続出したボトムハーフ(ドローの下半分)では、世界ランク14位のベンチッチが勝ち残っている中で最上位の選手だった。

 ロラン・ギャロスに3年連続出場となる19歳のフェルナンデスは、秋に開催された2020年大会の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。昨年は1試合を勝ち上がったあと、2回戦でマディソン・キーズ(アメリカ)に1-6 5-7で敗れていた。

 フェルナンデスは次のラウンドで、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)が第3セット途中で棄権したため勝ち上がった第27シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合ではアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が第21シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-4 7-6(5)で、マルチナ・トレビザン(イタリア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したダリア・サビル(オーストラリア)を6-3 6-4で下し、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Ret.は途中棄権

女子シングルス3回戦|主な試合結果

○67マルチナ・トレビザン(イタリア)6-3 6-4 ●70ダリア・サビル(オーストラリア)[WC]

○77アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)6-4 7-6(5) ●73アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[21]

○88レイラ・フェルナンデス(カナダ)[17] 7-5 3-6 7-5 ●81ベリンダ・ベンチッチ(スイス)[14]

○89アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[27] 6-7(7) 6-2 3-0 Ret. ●94カロリーナ・ムチョバ(チェコ)

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写真◎Getty Images

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