ナダルがオジェ アリアシムの挑戦をフルセットで退け準々決勝へ、次は昨年敗れたジョコビッチとの再戦 [フレンチ・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を3-6 6-3 6-2 3-6 6-3で倒してベスト8に進出した。試合時間は4時間21分。

 全仏で112試合目(109勝3敗)をプレーしたナダルが5セットを戦ったのは、これが3度目だった。

 ロラン・ギャロスに18年連続出場となる35歳のナダルは、同大会で最多記録となる13回(2005~08年、10~14年、17~20年)の優勝を誇る。2度目の5連覇に挑んだ昨年は、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-3 3-6 6-7(4) 2-6で敗れていた。

 今シーズンのナダルは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)を制して『ダブルグランドスラム(四大大会2回以上制覇)』の偉業を達成し、ロジャー・フェデラー(スイス)とジョコビッチを追い抜き男子の最多記録となる21回目のグランドスラム制覇を果たした。

 この結果でナダルは、オジェ アリアシムとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2019年5月にマドリッド(ATP1000/クレーコート)の2回戦で一度顔を合わせており、ナダルが6-3 6-3で勝っていた。

 今大会でのナダルは1回戦でジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-2 6-2 6-2で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のコランタン・ムーテ(フランス)を6-3 6-1 6-4で、3回戦では第26シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-3 6-2 6-4で破って16強入りを決めていた。

 ナダルは次のラウンドで、第1シードのジョコビッチと対戦する。ジョコビッチは4回戦で、第15シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-1 6-3 6-3で下しての勝ち上がり。

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写真◎Getty Images

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