「体の状態については十分話した。テニスの話をしようよ!」2回戦でムーテを下したナダル [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン2回戦でコランタン・ムーテ(フランス)をストレートで下したラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Image)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したコランタン・ムーテ(フランス)を6-3 6-1 6-4で倒した。

第3セットは相手に押され気味だったが、これはポジティブに捉えている? それとももっと楽に終わらせたかった?

「6-1で終えるほうが断然いいよ。第3セットの最初に凄く悪いゲームがあり、それを取り返さなければならなかった。よくできたと思う。サービング・フォー・ザ・マッチでもいくつかミスをしてしまった。でも最後はいいプレーで締めくくれてよかった。ストレート勝ちには満足だ。おかげで明日も練習して明後日の強敵との試合に備えられる。今夜の試合ではいい面もたくさんあったので、更によくしていきたい」

この試合がグランドスラム320試合目になった。今大会ここまでの調子はどう?

「毎日の練習の積み重ねだ。準備は完璧ではなかったから、完璧なスタートは望めなかった。でも今夜の試合はかなりポジティブだ。さらに勝ち進むにはもっとよくならないといけない。明日はよりよいプレーを求めていく。更によくなっていくために、必要なことに集中できているのはいいことだ」

今の体の状態はどう?

「聞いてくれてありがとう、でも、ローマのあと、この大会までに体については何度も何度も話してきた。僕は大会に参加しており、すべての質問に真摯に答えてきたつもりだ。今はテニスについて語りたいんだ。すべてが終わったら、体の状態がどうなのか、見てみようよ。もし、体に不安があるなら、大会で深くまで勝ち進むことはできない。もし体に何かが起きたら、受け入れるしかない。でも、今は自分のテニスに集中できている」

君はここで大人気だが、相手はフランス人で観客も相手を応援していたが、どうやってその状況を乗り越えた?

「観客は僕に対しても好意的だったと思わない? アウェーという感じはまったくなかった。フィフティ・フィフティでいいプレーはどちらも称えてくれた。パリではいつも大きな声援をもらっている。僕にとってここがどれほど重要な場所なのか、皆が理解してくれている。僕がいつもロラン・ギャロスをリスペクトして、ここで成し遂げたことすべてに感謝していることもわかっているし、皆から多くの愛情を注いでもらっているよ」

 ナダルは3回戦で、第25シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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