シフィオンテクがカサキナを圧倒して2年ぶりの女王返り咲きに王手、連勝記録はセレナに並ぶ「34」に到達 [フレンチ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)、奥はダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 6-1で下して2年ぶりの女王返り咲きに王手をかけた。試合時間は1時間4分。

 2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から5大会連続優勝中のシフィオンテクはキャリア最長の連勝を「34」に伸ばし、2013年に記録したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に並んだ。

 ロラン・ギャロスに4年連続出場となる21歳のシフィオンテクは、秋に開催された2020年大会でノーシードから1セットも落とさず1997年のイバ・マヨーリ(クロアチア)以来となる10代チャンピオンに輝いた。タイトル防衛に挑んだ昨年は、準々決勝でマリア・サカーリ(ギリシャ)に4-6 4-6で敗れていた。

 この結果でシフィオンテクは、カサキナとの対戦成績を4勝1敗とした。今シーズンはハードコートで3度(オーストラリアン・オープン、ドバイ、ドーハ)顔を合わせ、すべてシフィオンテクがストレートで勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦で予選勝者のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-2 6-0で、2回戦でアリソン・リスク(アメリカ)を6-0 6-2で、3回戦でダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を6-3 7-5で、4回戦で19歳のジェン・チンウェン(中国)を6-7(5) 6-0 6-2で、準々決勝では第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 6-2で破って4強入りを決めていた。

 シフィオンテクは決勝で、第18シードのコリ・ガウフ(アメリカ)とマルチナ・トレビザン(イタリア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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