グランドスラム大会で4回戦止まりだったルードがチリッチを下してナダルとの決勝へ [フレンチ・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を3-6 6-4 6-2 6-2で下してグランドスラム初優勝にあと1勝と迫った。試合時間は2時間55分。

 ロラン・ギャロスに5年連続出場となる23歳のルードは、3度(2019~21年)の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。第15シードとして臨んだ昨年は、3回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に6-7(3) 6-2 6-7(6) 6-0 5-7で敗れていた。

 クレーコートでの7勝を含め8度のツアー優勝を誇り、昨年はATPファイナルズ(イタリア・トリノ/室内ハードコート)に初出場して4強入りしたルードだが、これ以前のグランドスラム大会では1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でのベスト16が自己ベストだった。

 この結果でルードは、チリッチとの対戦成績を3勝0敗とした。クレーコートでは2020年9月にローマ(ATP1000)の3回戦で顔を合わせ、ルードが6-2 7-6(6)で勝っていた。

 今大会でのルードは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-7(6) 7-6(4) 6-2 7-6(0)で、2回戦でエミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-3 6-4 6-2で、3回戦で第32シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-2 6-7(3) 1-6 6-4 6-3で、4回戦で第12シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-2 6-3 3-6 6-3で、準々決勝では19歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-1 4-6 7-6(2) 6-3で破って4強入りを決めていた。

 ルードは決勝で、右足首を捻るアクシデントに見舞われた第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第2セット途中で棄権したため勝ち上がった第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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