フレンチ・オープン準決勝で負傷したズベレフが右足首の手術を報告、ウインブルドンは欠場の見通し
ラファエル・ナダル(スペイン)に対するフレンチ・オープン準決勝の第2セット6-5からのゲームでフォアハンド側にボールを追った際に足首を酷くひねって転倒し、悲痛な叫び声を上げたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がインスタグラムを通して6月7日に右足首に手術を受けたことを明かした。
インスタグラムに病院のベッドで笑顔でポーズを取る写真を投稿したズベレフは、「来週に僕はキャリア最高の世界ランク2位になるけど、今朝は手術を受けなければならなかった。ドイツで更に検査した結果、右足首の3本ある外側靭帯(前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯)がすべて切れていることが確認された。可能な限り迅速に競技に戻るため、すべての靭帯が間違いなく正しく治癒するようにするため、そして足首の完全な安定性を取り戻すためには手術が最良の選択だった」と最新の状況について説明した。
「僕のリハビリは今からスタートする。これまでになく強くなって戻ってくるために全力を尽くすよ! サポートをありがとう」
フランスの日刊スポーツ新聞『レキップ』の報道によれば、このようなケガからの回復にかかる時間は約8週間ほどで、負傷した当初に大方の人々が予想した通りウインブルドン欠場は不可避となった。彼がツアーに復帰するのは、USオープンの前哨戦が始まった頃になるだろうと推測されている。
ケガを負った際にズベレフは車いすでコートから退場し、のちに握手をするため松葉杖で戻ってきた。ズベレフは試合後の記者会見は行わなかったが、試合翌日の6月4日にインスタグラムを通してフランスの病院で受けた最初の診断について「非常に深刻なケガを負った。医療チームがまだ検査を続けている」と報告し、そのあとも医者に複数の靭帯が切れている可能性があると告げられたことをSNSを通して明かしていた。
写真◎Getty Images
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