ディミトロフが初戦で前年準優勝のノリーに勝利、ドレイパーはフリッツを倒す番狂わせ [ATPロンドン]

写真はグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に7-6(2) 1-6 4-6で敗れた。試合時間は1時間57分。

 前週のシュツットガルト決勝で腹筋を負傷したアンディ・マレー(イギリス)が棄権したあとイギリスのナンバーワンが初戦で敗退し、地元ファンにとってはやや残念な日となった。ノリーは昨年の同大会で決勝に進出し、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に敗れはしたが準優勝を飾っていた。

 同日にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したリアム・ブローディ(イギリス)も熱戦を繰り広げたが、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に1-6 6-4 5-7で惜敗した。

「観ていて楽しい試合だったんじゃないかな。ハラハラドキドキの展開だったね。簡単ではなかった。今大会で最初の試合だし、僕にとってはグラスコートでの今季初試合だ。ブローディは本当に激しく戦っていた。彼は挽回し、僕を大いに苦しめたよ」とチリッチは試合を振り返った。

 同大会で2012年と18年にタイトルを獲得した実績を持つチリッチは次のラウンドで、第1セットを6-3で先取したあと第2セット第1ゲームで足を滑らせて負傷したロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が棄権したため勝ち上がったアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 一方でワイルドカードを得て参戦した20歳のジャック・ドレイパー(イギリス)は第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 6-2で破る番狂わせに成功し、月曜日に勝った唯一の地元勢となった。

 そのほかの試合ではアレックス・デミノー(オーストラリア)が第8シードのライリー・オペルカ(アメリカ)を6-4 6-4で下し、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)はアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)との同胞対決を7-5 6-4で制してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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