キリオスがカレーニョ ブスタを下して準決勝へ「スコアほど簡単ではなかった」 [ATPハレ]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、ニック・キリオス(オーストラリア)が第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-4 6-2で下してベスト4に進出した。

 カレーニョ ブスタのほうがランキング上位とはいえ、これは必ずしも驚きの結果という訳ではなかった。キリオスは前週のシュツットガルトでも準決勝に進出し、数年前のこととはいえカレーニョ ブスタに対して過去2戦2勝だったからだ。

 水曜日の2回戦で第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒していたキリオスはその勢いを維持して13本のサービスエースを含む37本のウィナーを叩き込み、ほとんど最後まで主導権を握ったまま比較的スムーズに勝利を手にした。

「グラスコートで心地よさを感じている。今日はまったく楽な試合ではなかった。スコアだけを見れば簡単そうかもしれないけど、彼はすべてのサーフェスで危険な選手だ。彼はかなりフラットにボールを打つ。どうやって勝つかを知っている選手だ。彼は厳しい相手だから、今日はとにかく自分のサービスをしっかり管理してストローク戦で渡り合わなければいけないことはわかっていた」とキリオスは試合後にコメントした。

「チチパス戦で、僕はあの第1セットを取りたかった。トッププレーヤーたちに対して先に優位に立つことがいかに重要な意味を持つかはわかっているからね。僕は今日、出だしから彼のサービスに多くのプレッシャーをかけた。今日は非常にいいリターンができていたと思う」

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキリオスは次のラウンドで、第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を7-6(2) 7-6(4)で破って勝ち上がった第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ダニール・メドベージェフ(ロシア)とオスカー・オッテ(ドイツ)の顔合わせとなった。第1シードのメドベージェフが第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 6-4で退け、オッテは第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6 7-6(5) 6-4で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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