ベンチッチの途中棄権でジャバーが優勝 [WTAベルリン]

写真は途中棄権で試合を終えてネット際で言葉を交わすオンス・ジャバー(チュニジア/手前)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「bett1オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月13~19日/賞金総額75万7900ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が6-3 2-1としたところで第8シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が棄権したため優勝を決めた。

 第1セット最後のゲームで足首を負傷したベンチッチは直ぐにメディカルタイムアウトを取って治療を受けてからプレーに戻ったが、第2セット1-2となった時点で試合続行を断念した。

 ふたりはこれが4度目のマッチアップだったが、ジャバーが2勝2敗のタイに追いついた。過去3戦は、いずれもクレーコートでの対戦だった。

「ベリンダ、これはあなたが望んだ試合の終え方ではなかったと思うけど、あなたは本当に素晴らしいファイターよ。間違いなく、ベリンダと3セットをプレーしたくはない。いい友達でいてくれてありがとう。あなたが直ぐによくなり、ウインブルドンまでに準備が整うよう願っているわ」とジャバーは表彰式のスピーチでベンチッチに暖かい言葉を送った。

 それに対してベンチッチは「彼女(ジャバー)はこのタイトルに値する。彼女は今、素晴らしいテニスをプレーしている」と相手を称え、「私は恐らく、1試合分余計にプレーした感じがするわ」と決勝に至るまでの過程を振り返った。

「タフな4つのフルセットマッチを経て、今日は私の脚が限界だったみたいね。でもこの大会は本当によかったし、自分のプレーには満足しているの。このようなことは起きてしまうものだから仕方ない。確かにほろ苦い瞬間ではあるけど」

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのストーム・サンダース(オーストラリア)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)がアリゼ・コルネ(フランス)/ジル・タイヒマン(スイス)を6-4 6-3で下してタイトルを獲得した。


女子ダブルス優勝のストーム・サンダース(オーストラリア/左)とカテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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