アルカラスが追い込まれながらも初戦を突破、前年ベスト4のフルカチュはダビドビッチ フォキナに惜敗 [ウインブルドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がセットカウント1-2と追い込まれながらもヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を4-6 7-5 4-6 7-6(3) 6-4で退け初戦負けを回避した。試合時間は4時間11分。

 ウインブルドンに2年連続出場となる19歳のアルカラスは昨年の大会で内山靖崇(積水化学工業)にフルセットで競り勝ち大会デビューを飾ったあと、2回戦でダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6 1-6 2-6で敗れていた。グラスコートの前哨戦でプレーしなかったアルカラスは、準々決勝で敗れたフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来の大会に臨んでいる。

 アルカラスは次のラウンドで、ファビオ・フォニーニ(イタリア)を5-7 7-5 6-3 6-4で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第20シードのジョン・イズナー(アメリカ)、第25シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、イリ・ベセリ(チェコ)、アレハンドロ・タビロ(チリ)、タナシ・コキナキス(オーストラリア)、アドリアン・マナリノ(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したティム・ファン ライトフォヘン(オランダ)が2回戦に駒を進めた。

 前哨戦のハレ(ATP500/グラスコート)で優勝した第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)はダビドビッチ フォキナに6-7(4) 4-6 7-5 6-2 6-7(8-10)で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。昨年の大会でのホルカシュは準々決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を倒し、グランドスラム自己最高の4強入りを果たしていた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○3タナシ・コキナキス(オーストラリア)7-6(5) 6-2 7-5 ●4カミル・マイクシャク(ポーランド)

○5アレハンドロ・タビロ(チリ)7-6(6) 6-2 1-6 4-6 7-6(13-11) ●6ラスロ・ジェレ(セルビア)

○8ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)[25] 6-3 2-6 6-3 6-4 ●7ジョン・ミルマン(オーストラリア)

○13ティム・ファン ライトフォヘン(オランダ)[WC] 7-6(7) 6-1 6-2 ●14フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)

○24ジョン・イズナー(アメリカ)[20] 6-7(6) 7-6(3) 4-6 6-3 7-5 ●23エンゾ・クアコー(フランス)[Q]

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○29タロン・グリークスプア(オランダ)5-7 7-5 6-3 6-4 ●30ファビオ・フォニーニ(イタリア)

○32カルロス・アルカラス(スペイン)[5] 4-6 7-5 4-6 7-6(3) 6-4 ●31ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

○59アドリアン・マナリノ(フランス)6-3 7-6(0) 4-6 4-6 6-4 ●60マックス・パーセル(オーストラリア)[Q]

○62イリ・ベセリ(チェコ)6-3 6-2 7-6(3) ●61フェデリコ・コリア(アルゼンチン)

○63アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)7-6(4) 6-4 5-7 2-6 7-6(10-8) ●64ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[7]

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写真◎Getty Images

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