18歳アルカラスが内山靖崇との4時間を超える5セットマッチを制してグランドスラム3大会連続初戦突破 [ウインブルドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカルロス・アルカラス(スペイン)がラッキールーザーで本戦入りした日本の内山靖崇(積水化学工業)に6-3 6-7(4) 6-2 3-6 6-3で競り勝ち大会デビュー戦を勝利で飾った。試合時間は4時間18分。

 予選を勝ち上がった今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で初めてグランドスラム本戦の舞台に立った18歳のアルカラスは、3大会連続で初戦を突破した。アルカラスがプロツアーのグラスコート大会でプレーしたのは、これが初めてだった。

 アルカラスは次のラウンドで、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-4 6-1 4-6 7-6(3)で破って勝ち上がった第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第16シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第18シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第23シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、第31シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第32シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、ニック・キリオス(オーストラリア)、マルコス・ギロン(アメリカ)、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)、ミカエル・イーメル(スウェーデン)、ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)、予選勝者のバンジャマン・ボンジ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第21シードのユーゴ・アンベール(フランス)は前日に第5セット3-3の時点で順延となっていた試合でキリオスに4-6 6-4 6-3 1-6 7-9で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○81フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[16] 6-3 6-3 6-3 ●82チアゴ・モンテーロ(ブラジル)

○84ミカエル・イーメル(スウェーデン)7-5 6-7(4) 5-7 6-4 6-3 ●83ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)

○87ニック・キリオス(オーストラリア)6-4 4-6 3-6 6-1 9-7 ●88ユーゴ・アンベール(フランス)[21]

○89テイラー・フリッツ(アメリカ)[31] 7-5 3-6 6-4 7-5 ●90ブランドン・ナカシマ(アメリカ)[Q]

------

○91スティーブ・ジョンソン(アメリカ)7-6(7) 6-2 7-5 ●92デニス・ノバク(オーストリア)

○105ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)[23] 6-2 7-5 6-0 ●106ペドロ・ソウザ(ポルトガル)

○107ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)6-4 4-6 7-5 7-5 ●108フェデリコ・コリア(アルゼンチン)

○116マルコス・ギロン(アメリカ)6-4 2-6 6-2 0-6 6-4 ●115エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)

○118アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)6-4 6-2 6-1 ●117ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)

------

○120グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[18] 3-6 6-3 6-4 6-4 ●119フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)

○121マリン・チリッチ(クロアチア)[32] 7-6(5) 7-6(1) 6-1 ●122サルバトーレ・カルーゾ(イタリア)

○124バンジャマン・ボンジ(フランス)[Q] 6-1 1-6 4-6 6-3 6-4 ●123マルコ・トゥルンヘリッティ(アルゼンチン)[Q]

○126カルロス・アルカラス(スペイン)[WC] 6-3 6-7(4) 6-2 3-6 6-3 ●125内山靖崇(日本/積水化学工業)[LL]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles