ジョコビッチがコキナキスをストレートで下して3回戦へ「2日間でレベルを上げられて満足」 [ウインブルドン]

写真は危なげない勝利で3回戦に駒を進めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がタナシ・コキナキス(オーストラリア)を6-1 6-4 6-2で下してベスト32に進出した。

 タイトル防衛を目指すジョコビッチはボールを軽快に打ち抜いて深いボールを送り、いいフットワークを見せて世界ランク79位のコキナキスを出だしから圧倒した。

「今日のパフォーマンスにはとても満足している。非常にいいスタートを切ったと思う。ベースラインでのプレーが安定していたし、サービスを返してラリーに持ち込めたすべてのポイントで彼を苦労させることができた。僕は彼をコートの至るところへと振り回し、プレーに多彩さをもたらそうとした」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「風のせいでサービスは簡単ではなかった。今日はコートで風が渦巻いていたから、トスが難しかった。でも全体的に言えば、質の高いパフォーマンスができたと思うよ。非常にうれしいね」

 1回戦ではクォン・スンウ(韓国)に対して1セットを落としたジョコビッチだったが、彼はたった1試合でかなりうまくリズムを掴んだように見える。

「2日間でテニスのレベルをここまで上げたことにかなり満足していると言わなければならないね。この上昇軌道をキープし、大会が進むにつれてどんどんよくなっていけるよう願うよ」

 ツアーレベルのグラスコートで11試合目をプレーした26歳のコキナキスは最後まで懸命に戦ったが、桁違いの経験を持つジョコビッチを脅かすには至らなかった。

 ジョコビッチは次のラウンドで、アレハンドロ・タビロ(チリ)を7-6(4) 7-6(3) 3-6 6-3で破って勝ち上がった第25シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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