ジョコビッチが2試合連続ストレート勝ち「どんどんプレーがよくなってきている」 [ウインブルドン]

写真は自国の後輩をストレートで退け4回戦に駒を進めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第25シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)との同胞対決を6-0 6-3 6-4で制してベスト16に進出した。

 2回戦も7ゲームしか落とさずにストレート勝ちしていたジョコビッチはキツマノビッチのサービスゲームを6度破って勝利をおさめたあと、「大会が進むにつれてどんどんプレーがよくなってきている」と手応えを口にした。

「言うまでもなくプレーヤーとして常に願うのはそれ、プレーするたびにテニスのレベルを少なくとも一段階は上げるということだ。そしてそれが、いま起きていることなのだと思う。さらによくしていけることはわかっている。僕は常に自分自身に最高のものを期待しているけど、ここまでのところ凄くいい。次のチャレンジを楽しみにしているよ」

 この結果でジョコビッチはグラスコートでの連勝を「24」に伸ばし、オープン化以降の時代で3位に当たるロッド・レーバー(オーストラリア)の記録に並んだ。

 この日もタナシ・コキナキス(オーストラリア)に対する2回戦と同じく非常にいいスタートを切ったジョコビッチは、瞬く間に第1セットを奪取した。ジョコビッチは深いストロークとドロップショットを効果的に織り交ぜながらコート中に相手を振り回し、いいリタ―ンで第2セット終盤に奪ったワンブレークをきっちり守った。第3セットでは5-2からキツマノビッチの抵抗を受けてサービスゲームをひとつ落としたが、ジョコビッチは2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープしてトラブルを回避した。

「僕は非常にいいスタートを切ったと思った。集中力もインテンシティも高かった。ミオミルのことはかなりよく知っている。言うまでもなく、同じセルビア出身者として一緒に練習することも多い。他の数人と並び、彼がいい活躍をしていることをうれしく思っている」とジョコビッチは試合後にコメントした。

「彼の幸運を祈る。僕たちがこれから何度も大きな大会のセンターコートで対戦することになるよう願っているよ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、現在乗りに乗っている様子のティム・ファン ライトフォヘン(オランダ)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したファン ライトフォヘンは第22シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を6-4 6-3 6-4で退け、初のグランドスラム本戦で3連勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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