アルカラスが快勝で3回戦を突破「プレーするたびにグラスコートでの心地よさが増している」 [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第32シードのオスカー・オッテ(ドイツ)を6-3 6-1 6-2で退けベスト16に進出した。
ウインブルドン出場はまだ2回目のアルカラスだが、不慣れなグラスコートでのプレーに手応えを感じている。彼はパワフルかつ正確なストロークでオッテを圧倒し、第2セットでは最初の5ゲームを連取して相手に形勢逆転の機会さえ与えなかった。
「今日は素晴らしいプレーができた。ここまでで最高のパフォーマンスだ。今日のレベルにとても満足している。次のラウンドでもこのレベルをキープしたいね」と19歳のアルカラスは試合後の記者会見で語った。
「今は1回戦と比べてると、芝の上でより心地よく動くことができるようになっている。プレーする試合や練習のたびに、より快適に感じられるようになってきた。次のラウンドではさらによくなるよう願うよ。日を追うごとに、よりグラスコートでの準備ができていると感じられるようになってきているんだ」
アルカラスは次のラウンドで、第20シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第10シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。
ふたりはツアーレベルでは昨年11月のパリで一度だけ顔を合わせており、そのときは競り合いながらもアルカラスが7-6(1) 7-5で勝っている。今回のウインブルドンでグラスコートでの初勝利を挙げたシナーは、さらに2つの勝ち星を重ねた。
「言うまでもなく、ヤニクは優秀なプレーヤーだ。彼は信じられないようなプレーをする。ここのグラスコートで素晴らしいレベルを見せている。彼はここで本当にいい勝利を挙げているから、非常に厳しいラウンドになるだろう」とアルカラスは次戦を見据えた。
「でも僕は、対戦を楽しむつもりだ。ヤニクとの戦いは常に厳しいけど、僕はその手のチャレンジ、そういった試合をプレーするのが好きなんだ」
写真◎Getty Images
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