「ラファと戦うことにすべてのエネルギーを集中していた」ナダルの棄権を残念がるキリオス [ウインブルドン]

ウインブルドン13日目、決勝戦に向けて練習場に向かうニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ラファエル・ナダル(スペイン)の棄権によってウインブルドンで決勝進出の決まったニック・キリオス(オーストラリア)が、記者会見でその心中を明かした。

「当然、戦って決勝に辿り着きたかった。クリスチャン・ガリン(チリ)を倒したとき、ラファと戦う可能性が高いと思っていた。過去に素晴らしいバトルを繰り広げてきた相手だ。ウインブルドンでは1勝1敗だったから、第3章がどうなるのか楽しみだった。テニス界にとってこれほど重要な存在が、このような形になるのは誰も見たくなかった。厳しいシーズンを乗り越えてきたんだ。しっかり回復することを祈っている。そしてまた大きな舞台で戦えるのを楽しみにしている。グランドスラムのタイトルを懸けて戦うことができる事実をエキサイティングとは表現しない。これまでのことを考えるとかなり凄いことだと思う」

――ラファの棄権をどこで聞いて、本人と話したのか?

「彼とは話していない。昨夜、夕食中に聞いた。ラファが会見をする前に、その可能性があると聞いていた。一番最初に浮かんだ気持ちは残念。ラファと戦うことにすべてのエネルギーを集中していた。戦術もしっかり考えていたんだ。コートに出るときの興奮を想像していた。簡単な決断じゃなかったはず。チームも本人も当然戦いたかったはず。彼は今年ほとんど負けていないんだ。戦いたかったが、今は早期の回復を祈っている」

――ウインブルドンを観て出場してきて、いつからここに立てると思った?

「一度もここに立てると思わなかった。ジュニアで世界一になり、若くしてここでプレーしていたときは、トップの選手たち、最高の会場にはいたが、ここまでのブレイクスルーを果たせると思わなかった。ジュニアのときはトップ選手を会場で見かけたが、まさか自分がタイトルを懸けて戦えるとは思わなかった。グランドスラムのトロフィーを掲げることができたら、テニスでそれ以上のものはない。ここまでこられるとは一度も思っていなかったが、今は物凄く誇りに思う。準備はできている。すべてを出し尽くして、どうなるか見てみよう」

 ――決勝までに少し試合から離れることになったことをどう感じている?

「昨日まさにそのことを考えていたんだ。ここまでいいルーティンで試合を戦ってきたから、試合まで3日間近く空いてしまうのはかなり難しい。多く休めるからいいと言う人もいるが、そんな簡単なものじゃないんだ。だから、ここまでのルーティンに近づけるように、一度実戦に近いハードな練習を入れたいと思っている。そうしないと、簡単に試合感覚を失ってしまう。準決勝を勝ち抜く経験がないから、それに近いものを練習で手にしないといけない。それと同時にポジティブな面に目を向けたい。もちろん、たくさん休んでフレッシュな状態で戦えるというメリットもある。昨日は物凄い寝られたんだよ。興奮、不安があって、こんなにナーバスになると思っていなかった。普段まったくナーバスにならないのに。自分が決勝でいいプレーができるように願ってくれている人たちがたくさんいる。昨夜は寝すぎたから、今夜しっかり寝られるといい」

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写真◎Getty Images

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