アルカラスが前年の準優勝者を倒して準々決勝へ「最高の試合をしなければならなかった」 [ハンブルク・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/7月17~23日/賞金総額191万1620ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が前年の準優勝者でもあるフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を7-6(4) 6-3倒してベスト8に進出した。

 相手のスロースタートに付け込んだクライノビッチは5-4でサービスゲームを迎えたが、持前の勝負強さを発揮したアルカラスが競り合った末に4つのセットポイントを凌いでブレークバックに成功した。もつれ込んだタイブレークも接戦となったが、アルカラスが2-4から5ポイントを連取して第1セットを先取した。

 第2セットでのアルカラスはタイブレーク後半のアグレッシブな姿勢のまま早い段階で2ブレークして4-1とリードし、サービスゲームをひとつ落としたが問題なく試合を終わらせた。

「僕は今日、ツアー生活で最高の試合と呼べるようなプレーをしなければならなかった。自分のパフォーマンスには本当に満足しているよ」とアルカラスは試合後にコメントした。

「かなり厳しい試合だった。フィリップは驚くべきプレーをしていたよ。彼は最初から最後まで本当にいいプレーをした」

 アルカラスは準々決勝で、2013年大会チャンピオンのファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

「カレンがいいプレーをしていることは知っている。彼は素晴らしいプレーレベル、ビッグサーブの持ち主だから厳しい試合になるだろうね。でも今日のようなプレーができれば、準々決勝でいい試合ができる自信はあるよ」とアルカラスは次戦に向けて自信を滲ませた。

 今シーズンのアルカラスはクレーコートでここまで22勝2敗の戦績を残しており、勝利数は22勝7敗のキャスパー・ルード(ノルウェー)と並んで男子最多となる。彼は同サーフェスでリオデジャネイロ、バルセロナ、マドリッドに続く今季4つ目のタイトルを目指している。

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写真◎Getty Images

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