ガルシアがシフィオンテクを倒すキャリア最大の勝利で準決勝へ「ポジティブな姿勢を保ち、自分のテニスを信じ続けた」 [ポーランド・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・ポーランド・オープン」(WTA250/ポーランド・ワルシャワ/7月25~31日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-1 1-6 6-4で倒す金星を挙げた。

 これまでにトップ5の選手から6勝を挙げていたガルシアだったが、世界ランク1位の選手に勝ったのはこれが初めてとなる。彼女はまたこの勝利により、シフィオンテクが続けてきたクレーコートでの連勝記録を「18」で断ち切った。

「これは非常に重要な試合であり、私はこの大一番への準備が整えようと努力したわ。私は彼女に大いにプレッシャーをかけて力強いスタートを切ったけど、こちらが強度を少し下げると直ぐに彼女は力強くカムバックしてきた。トッププレーヤーに対する試合とはそういうものなのよ」とガルシアは試合後にコメントした。

「私はポジティブな姿勢を保ち、自分のテニスと自分のしたいプレーを信じ続けた。第3セットは間違いなく、非常にいいテニスができたわ」

 ここまでシングルスでツアー8勝を挙げている元世界4位のガルシアにとって、これはキャリア最大の勝利だった。彼女は非常に好調だったリターンで、特にシフィオンテクのセカンドサーブを容赦なく攻め、第1セットを6-1で取って女王を驚かせた。

 第2セットはミスを減らして体勢を立て直したシフィオンテクが同じスコアで取り返したが、ガルシアは怯むことなく第3セットを通してアグレッシブな姿勢を貫いた。ガルシアがフォアハンドのウィナーを叩き込んでブレークして5-3とリードすればシフィオンテクも直ぐにブレークバックしたが、ガルシアは5-4からのレシーブゲームでさらに2本のリターンエースを叩き込んで番狂わせをやってのけた。

 ガルシアは次のラウンドで、ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を1-6 6-2 6-2で破って勝ち上がった第10シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アナ・ボグダン(ルーマニア)とカテリーナ・バインドル(旧姓コズロワ/ウクライナ)の顔合わせとなった。ボグダンがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のラウラ・ピゴッシ(ブラジル)を6-1 6-1で下し、ラッキールーザーのバインドルは第8シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)を1-6 6-3 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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