メドベージェフがツアーレベルのマッチ250勝目をマーク、ベスト8が出揃う [ミフェル・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ミフェル・オープン」(ATP250/メキシコ・ロス カボス/8月1~6日/賞金総額92万625ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が予選勝者のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)を6-4 6-3で下して8強入りを決めた。試合時間は1時間32分。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が初戦だった。ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)に出場できなかったメドベージェフは6月のマヨルカ(ATP250/グラスコート)以来の大会で、記念すべきツアーレベルでのマッチ250勝目をマークした。

 3月のマイアミ準々決勝以来約4ヵ月ぶりに得意なハードコートに戻ってきたメドベージェフは、「数日前のメディアデーに、誰かが(初戦が250勝目だと)言ったんだ。それがなかったら知らなかったよ」とマッチ250勝についてコメントした。

「これはある意味でマイルストーンだろう。言うまでもなくもっと勝利を挙げたいけど、250勝を達成したのも素晴らしいことだ。これからもっと積み上げていきたいと思うよ」

 初のブレークで第1セットを締めくくったメドベージェフは、第2セット中盤にもう一度相手のサービスゲームを破ったリードをきっちり守りきった。

「しばらく大会に出ていなかったあとの試合というのは簡単じゃないんだ。特にハードコートはマイアミ以来で、本当に久しぶりだった訳だからね。でも感触は悪くなかったよ。もう少しブレークできたかもしれないけど、勝てれば問題ない。次の試合でもこのようにプレーしなくちゃね」とメドベージェフは試合を振り返った。

 世界224位のヒジカタも、決して無抵抗のまま敗れた訳ではなかった。この機会を楽しむ21歳の日系オーストラリア人の彼は高い身体能力を活かしてコートを所狭しとカバーしながら自らの見所を作り、90分以上もメドベージェフにハードワークを強いた。

 メドベージェフは次のラウンドで、ファクンド・バグニス(アルゼンチン)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がったリカルダス・ベランキス(リトアニア)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、タイトル防衛を目指す第3シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第4シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、第6シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)、ラドゥ・アルボット(モルドバ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第7シードのタナシ・コキナキス(オーストラリア)はジョンソンに7-6(3) 4-6 4-6で競り負け、2回戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではオジェ アリアシムがジョンソンと、ノリーがアルボットと、キツマノビッチはナカシマと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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