ガウフが大坂の巻き返しに耐え抜き準々決勝へ「私はすべての分野で上達している」 [シリコンバレー・クラシック]

写真はコリ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ムバダラ・シリコンバレー・クラシック」(WTA500/アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ/8月1~7日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第6シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が大坂なおみ(フリー)の激しい巻き返しに耐え抜き6-4 6-4で下してベスト8に進出した。

 ツアー最高レベルのサービスを誇るガウフに対して大坂は試合の終盤まで一度もブレークポイントを握ることができなかったが、それが変わったのは第2セットでガウフが2ブレークし5-1とリードを広げたときのことだった。

 大坂はそこから奮起すると0-40からの4つのマッチポイントを凌いでキープしたあとこの試合で初めてのブレークを果たして追い上げ、次のゲームをキープして4-5と迫った。

「このような試合をして、自分が何者であるかを忘れてしまうほど私が長い間メンタルが弱いと言われてきたことを実感したわ」と大坂は振り返った。

「それが私のやるべきことだと気付いたの。今日は負けたけど、自分が何者なのかについては自信を持っている。私はプレッシャーには負けない。プレッシャーは自分自身なのだから。そのことには満足しているわ」

 ガウフは5-4から2度目のサービング・フォー・ザ・マッチでその挑戦を押し返し、8度目のマッチポイントを身体に食い込むサービスでものにして勝利を決めた。

「5-1の0-40となったとき、私は落ち着いていなかった。誰かが0-40から2度挽回してくるというのは非常に稀なことだけど、それがなおみなの。それは彼女がどれほどの闘志を持っているかを示している。諦めるほうが簡単だったかもしれないけど、彼女はそうしなかった」とガウフは大坂を称えた。

「私はすべての分野で上達し、今日はそれを示すことができた」とガウフはプレー全般についての手応えを口にした。

「厳しい試合になることはわかっていた。彼女はテニス界で最高のベースラインゲームをする選手のひとりだから。彼女が勝つとしたら、ベースラインからのラリーで上回れたときだと思っていたの。今日の私は何とか持ち堪え、ラリーで負けなかった。自分の上達ぶりを証明することができたんじゃないかしら。ここ3週間でたくさん練習を積んできたけど、その成果を出すことができて本当にうれしいわ」

 ガウフは準々決勝で、前日に勝ち上がりを決めていた第2シードのパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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