ルースブオリがワウリンカを倒して2回戦へ「僕はスタンを観て育った」 [ATPモントリオール]

写真はエミル・ルースブオリ(フィンランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月8~14日/賞金総額657万3785ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、このところ好成績を挙げているエミル・ルースブオリ(フィンランド)が元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)に6-3 3-6 6-3で競り勝ち同大会で初の本戦勝利を挙げた。

 前週のワシントンDCで当時世界11位のホベルト・フルカチュ(ポーランド)を倒す殊勲をやってのけていた23歳のルースブオリはこの日も自信に満ちたプレーを見せ、第2セットで一時リードしながら巻き返されたものの最終セットでレベルを引き上げ、ワウリンカとの初対決から勝者として浮上した。

「僕はスタンを観ながら育ち、彼に大きな敬意を抱いている。彼は変わらずタフなプレーヤーであり、多くの人々にインスピレーションを与えてきた。彼がこのレベルでプレーし続けるよう願っている。そして僕は本当にこの試合を楽しんだ。僕にとって夢の実現だったよ」とルースブオリは試合のオンコートインタビューで語った。

 ルースブオリは初参戦だった昨年の大会で予選を突破したが、初戦でドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)にフルセットで敗れていた。ルースブオリ2回戦で、またも第8シードのフルカチュと対戦する。

「先週の僕はいいプレーをし、彼はベストの調子じゃなかった。今回の彼は気合を入れ、研究して臨んでくることだろう。彼はトップ10プレーヤーだ。彼を倒すには自分の絶対的ベストを引き出さなければならない」とルースブオリは次戦を見据えた。

 未だケガからの復帰過程にある37歳のワウリンカは、2021年オーストラリアン・オープン以来となるハードコートでの勝利を目指していた。

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写真◎Getty Images

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