ワウリンカは初戦敗退も前向きな姿勢を崩さず「これは僕の現在地を映す鏡」 [フレンチ・オープン]

写真はスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス1回戦でケガからの復帰に取り組んでいるスタン・ワウリンカ(スイス)がセットを先取しながら逆転され、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したコランタン・ムーテ(フランス)に6-2 3-6 6-7(2) 3-6で敗れた。

 足のケガで1年以上戦列を離れていたあとツアーレベルでは復帰後3大会目に過ぎないということもあり、敗戦にもかかわらずワウリンカは悲観的にはなっていなかった。

「もちろんグランドスラム大会で敗れてがっかりしているが、それは現時点における僕の人生の現実なんだ」と2015年大会のチャンピオンで37歳のワウリンカは試合後の記者会見で語った。

「試合前から、フィジカル的に大いに働く必要があることはわかっていた。酷いプレーをしたとか自分がダメとかでなく、僕はまだあのような試合でいい感触が得られていないんだ。これは僕の現在地を映す鏡だよ。まずい試合、グランドスラム大会でのよくない1回戦を経験しながら、このような時期を乗り越えなければならない。試合の中で探しているいいフィーリングをふたたび見出すためには、とにかく試合を数多くプレーする必要があるんだから」

 ワウリンカは力強く第1セットを始めたが、その勢いは第2セットに入ると次第に弱まっていった。

「第1セットで僕はいいプレーをしたが、彼はまだ試合に入り込んでいなかった」とワウリンカは率直に現実を見つめた。

「第2セットの出だしには、彼はより試合の核心に入り込んできた。僕はやや躊躇し始め、そうすれば流れがあっという間に変わってしまう。自分のテニスに自信を取り戻そうとしているときは尚更だ」

 2週間前のローマでライリー・オペルカ(アメリカ)やラスロ・ジェレ(セルビア)といった実力ある選手を倒したワウリンカは、14ヵ月ぶりの勝利でファンたちにその才能を思い出させていた。しかし彼は次のレベルに至るには、フィジカルを更に向上させる必要があると考えている。

「2月末から3月の頭に練習を再開したとき、大会に戻って自分がいい感覚でプレーするレベルを取り戻すには時間がかかるとわかっていた。だんだんと近づいてきてはいる。あと数週間もすれば、そのレベルに至れるはずだ」とワウリンカはコメントした。

「僕の年齢で1年も戦列を離れていたら、望むレベルに戻るのに時間がかかるのは当然だ。僕は自分が何を求めているか知っており、自分が非常にいいレベルに戻れると確信してもいる。僕にはそれができるということを示す多くの兆しがあるんだ。数ヵ月かかるだろうけど、恐れてはいないよ。喜んで厳しいトレーニングを積み、努力するつもりだ」

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写真◎Getty Images

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