今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月29日～9月11日／ハードコート）の男子シングルス1回戦でセバスチャン・バエス（アルゼンチン）が第2セット途中で棄権したため、カルロス・アルカラス（スペイン）の勝利が決まった。

　競り合いながらも2セットを連取されたバエスは、第3セット第2ゲームをブレークされて0-2となった時点で試合続行を断念した。試合時間は2時間30分。

　フラッシングメドウに2年連続出場となる19歳のアルカラスは、昨年の大会で初めてグランドスラム大会の3回戦を突破し8強入り。そのときは2試合連続のフルセットを戦ったあと、フェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）に対する準々決勝を内転筋のケガを理由に第2セット途中でリタイアしていた。

　今シーズンのアルカラスは4月のマイアミ（ATP1000／ハードコート）と5月のマドリッド（ATP1000／クレーコート）のATPマスターズ1000大会を含む4勝を挙げてトップ10入りを果たし、グランドスラム自己最高の第3シードとして今大会を迎えている。

　アルカラスは次のラウンドで、タロン・グリークスプア（オランダ）とフェデリコ・コリア（アルゼンチン）の勝者と対戦する。

　そのほかの試合では第7シードのキャメロン・ノリー（イギリス）、第17シードのグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）、第20シードのダニエル・エバンズ（イギリス）、第28シードのホルガ・ルーネ（デンマーク）、ジョン・イズナー（アメリカ）、ジョアン・ソウザ（ポルトガル）、ブランドン・ナカシマ（アメリカ）、ジェームズ・ダックワース（オーストラリア）、リシャール・ガスケ（フランス）が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

男子シングルス1回戦｜主な試合結果

○73グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）[17] 6-3 6-2 6-2 ●74スティーブ・ジョンソン（アメリカ）

○75ブランドン・ナカシマ（アメリカ）7-6(4) 6-2 6-2 ●76パベル・コトフ（ロシア）[Q]

○85ジェームズ・ダックワース（オーストラリア）4-6 7-6(0) 6-2 6-3 ●86クリストファー・オコネル（オーストラリア）

○88ダニエル・エバンズ（イギリス）[20] 6-4 6-1 6-1 ●87イリ・ベセリ（チェコ）

○96カルロス・アルカラス（スペイン）[3] 7-5 7-5 2-0 Ret. ●95セバスチャン・バエス（アルゼンチン）

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○97キャメロン・ノリー（イギリス）[7] 6-0 7-6(1) 6-0 ●98ブノワ・ペール（フランス）

○99ジョアン・ソウザ（ポルトガル）1-6 7-6(4) 7-6(4) 6-3 ●100マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）

○101ジョン・イズナー（アメリカ）6-3 6-1 7-5 ●102フェデリコ・デルボニス（アルゼンチン）[Q]

○104ホルガ・ルーネ（デンマーク）[28] 6-2 6-4 7-6(5) ●103ペーター・ゴヨブチック（ドイツ）

○124リシャール・ガスケ（フランス）6-4 6-7(1) 6-2 6-2 ●123ダニエル太郎（日本／エイブル）