キリオスが苦闘の末にボンジを倒して3回戦へ「かなりリスクの高いテニスをしたことが報われた」 [USオープン]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)が果敢なプレーで挑んできたバンジャマン・ボンジ(フランス)に7-6(3) 6-4 4-6 6-4で競り勝ちベスト32に進出した。

 試合はどちらが勝ってもおかしくないような接戦となったが、キリオスが最後の9ポイントを連取して勝利をもぎ取った。

「僕はぎりぎりのところでなんとか食い下がっていた。今日の彼は信じられないほどハイレベルなプレーをしていたよ。彼は第4セットでも先にブレークしていたから、どちらに転んでもおかしくなかった。僕は第4セットの終盤にかなりリスクの高いテニスをして、それが報われた。勝ち上がることができて本当にうれしいよ」とキリオスは試合後にコメントした。

 試合を通して30本のサービスエースを含む65本のウィナーを決めたキリオスは、「バンジャマンは本当に多くリターンを返してきて、僕のサービスが食い尽くされているみたいに感じたよ。でも30本のエースは大いに助けになった。サービスの調子がいいと、それにつられて他の部分もよくなっていく傾向があるからね」と話した。

 キリオスは次のラウンドで、23歳のJ.J.ウルフ(アメリカ)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したウルフはアレハンドロ・タビロ(チリ)を4-6 7-5 6-4 6-3で退け、グランドスラム大会で2020年の同大会以来となるキャリア2度目の3回戦進出を決めた。

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写真◎Getty Images

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