「僕は本当にいいプレーをした」3回戦突破のアルカラスが手応えを吐露 [USオープン]

写真は1セットも落とさず16強入りを決めた19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が地元の期待を受けた21歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-3 6-3 6-3で下してベスト16に進出した。

 ここまで一度もセットを落とさず16強入りを決めたアルカラスは、「僕は今日、本当にいいプレーをした」とオンコートインタビューで語った。

「ハイレベルでインテンシティも高い試合だった。厳しい戦いになることはわかっていたよ。ブルックスビーは本当に厳しい相手だ。今日のパフォーマンスには満足しているし、このまま続けていきたいと思う」

 もしこのまま決勝まで勝ち進んだ場合、19歳のアルカラスはATPランキング史上最年少で世界ナンバーワンの座に就く可能性を手にしている。数週間前の前哨戦で新しいステータスに初めてプレッシャーを感じていると打ち明けたアルカラスだが、今大会が始まってからはメンタル的に動じる様子はまったく見せていない。

 最初の2セットを落としたブルックスビーは第3セットに入るとストロークでアルカラスを振り回し始め、その作戦が功を奏して3-0とリードした。しかしアルカラスはここでレベルを引き上げ、最後の6ゲームを連取して試合を締めくくった。

「第3セットでもチャンスがあることはわかっていた。(第4ゲームから)彼はややレベルを落とし、僕は第3セットでのチャンスを手にした。厳しい瞬間やブレークポイントで、僕は本当にいいプレーをした。凄く楽しんだよ。僕は諦めずに挑み、第3セットのチャンスをものにしたんだ」とアルカラスは試合を振り返った。

 アルカラスは次のラウンドで、第20シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を7-6(11) 6-7(3) 6-2 7-5で破って勝ち上がった第15シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

「今日は厳しいバトルだったけど、また2週目に進むことができた。これは僕にとって素晴らしい成果だ」と2014年大会チャンピオンのチリッチは満足感を口にした。

「僕はキャリア最高の大会を、ここUSオープンで送っている。(優勝した)2014年だけではなく、全体的に見てもそうだ。ここに来るたびに素晴らしい気分になるんだ」

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写真◎Getty Images

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